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そろそろ消極的な選択をやめないか【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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そんな気持ちで送る毎日は、もちろん頑張っているのだけれど時々どこか面白くなくて、「でも、今はこれでいいんだ、これでいいんだ」と自分を無理に納得させながら生きてきたように思えてしまった。そして、時折、育児で上手くいかないことがあったり、色んな我慢が積もり積もって頂点に達しては、「こんなに一生懸命にやっているのに報われない自分ってかわいそー!」と自己憐憫れんびんが始まる。やれやれ・・・冷静に考えると、本当に馬鹿馬鹿しいサイクルにハマっていたんだな、私。

 

下の子も2歳になった。とうに授乳期は終わった。抱っこ紐じゃなく、歩いての移動も増えてきた。今までとはまた違う子育てフェイズに入ってきたような感じがする。だったら、そろそろ私も、違うフェイズに入るべき時、つまりは自分が着たいものを着る時期なんじゃないだろうか?

いつも自分の気持ちはそっちのけで、家族の希望ばかりを聞いていたから、今はすっかり、自分が好きなこと、自分がやりたいことも分からなくなってしまった。でももし、それらを思い出したり、新しく見つけたりしたら、もうそろそろチャレンジしてみてもいいんじゃないだろうか?
 

あれもできない、これもできない、そんな消極的な選択の日々は、そろそろやめにしないか。そのほうが、きっと私は元気になれる! 「私の人生、一体なんなのー!?」みたいな不要なイライラもきっと少なくなって、家族にも、もう少しいい顔で向き合える。着たい服を着る。やりたいことは、のっけから諦めるのではなく、どうしたらできるかな、と考えてみる。そうしたら、もうちょっと、毎日楽しくなるはず! そんな期待が湧いてきた。

 

ただ、ここで洋服に関して、新たな問題が発生している。

 

30代半ば。今の私に似合うものってなんだろう。これがまた全然分からない。20代のようにすごいミニ丈を履くような年齢でもないし(まあ、20代のときも履いてなかったけどね)、色だって「困ったらとりあえず白!」みたいなアナウンサーにありがちな発想も、もはや通用しない気がする。
 

自分が着たい物、且つ、自分に似合うもの。それをどう探すのか。これはまたひとつ、難しい問題だ。まずはオシャレなあの友人に、忌憚きたんない意見を求めに行くことにしようかな。

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