あなたの中の17歳に。
映画「スウィート17モンスター」
みなさんこんにちは。田中泰延です。ひろのぶと読んでください。青年失業家と勝手に名乗っておりまするが、要するに無職の僕が映画や本、音楽などのエンタテインメントについてお話するというこの連載。
今年に入って仕事がないのをいいことに、観るのも考えるのも手間のかかる、大変な映画ばかり観ていました。
1月31日「チリの闘い」
合計4時間半の三部作! 階級闘争とは!? 帝国主義とは!?
2月15日「沈黙」
遠藤周作の小説をあのスコセッシが映画化! 神とは!? 信仰とは!?
3月23日「ラ・ラ・ランド」
今年一番の話題作! なぜ人は泣くのか!? これがミュージカルだ!
4月19日「ムーンライト」
アカデミー賞受賞作! 人種! 貧困! 同性愛!
・・・正直、疲れました。もうちょっと観るのが楽な映画も世の中にはたくさんあるだろよ。
今回もはじめは、2011年の前作「サウダーヂ」がめちゃくちゃ面白かった、富田克也監督の「バンコクナイツ」を観に行こうと思ってたんですよ。
出典:映画.com
Reference:YouTube
ミニシアターでやってるタイプの作品ですね。でも3時間以上あるんですこの映画。
観る前から「売買春! 都市と田舎! 戦争と植民地! 日本とアジア!」みたいな、考えること書くことたくさんあるんだろうなと。
で、ミニシアター、テアトル梅田へ意気込んで行ったら・・・やってない。終わってた。困った。そこで隣にあるミニシアター、シネ・リーブル梅田を覗いて、なんでもいい、時間が合うやつを観ようということで、フラッと入ったこちら。「スウィート17モンスター」。
するとこれが大当たり。この映画、愛すべき小品、掌編でした。
予告編をご覧ください。
映画「スウィート17モンスター」予告編
Reference:YouTube