嫁のジェラシーの感情は、他所の女の子に限らず、僕の実の家族にも向けられています。僕には7歳と10歳離れた妹が2人いるのですが、兄妹同士とても仲が良いのでよく電話とかするんです（もちろん家の外に出て話しますよ）。電話を終えて家に入ると、「本当に楽しそうで仲がよろしい事ですね！ このシスコン野郎！」と冗談なのか本気なのか分からない罵声を浴びせられたりします。
母とも趣味（好きな本とか）がよく合うので実家に行って話したりするんですけど、帰宅すると「本当に仲がよろしい事ですね！ このマザコン野郎！」とも言われます。
「ロリコン野郎！」「シスコン野郎！」「マザコン野郎！」と、ほとんどすべてのコンプレックスを兼ね備えているかのような、そんな疑惑の目を向けられて結婚生活を7年送っているうちに、僕は世の中の女の子との接触を避けるようになっていきました。さすがに親兄弟とは今でも話しますけど、それ以外の女の子とは本当に話さなくなりました。
もともとは愛想が良い方でしたから、結婚前は外で食事などしている時に店員さんが良くしてくれると「ありがとうございますニコっ」などと愛想を振りまいていましたが、今ではめちゃくちゃ素っ気ない態度で女の子の店員に「ども」とだけ言うようにしています。それは嫁が一緒に居ようと居まいと関係なく、7年間の結婚生活で僕の中に染み付いてしまったみたいです。女の子となるべく話さないように、それだけを心掛けています。
