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なくてもいいけれど、あってもいいじゃん【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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つまり、社会に本当に必要というほどではないけれど、あったらちょっとうれしいもの。なくなると少しさみしいなあ、と感じるもの。遊び心とか気遣いとか間とかムダな熱意とか、ということが言えそうですね。

役に立つものはいくらでもある。
役に立つひとはいくらでもいる。

一見ムダに見える、少し面白い“のりしろ”みたいなものがあることで、世の中の人はちょっとほっとしたり、少し気分が上がったりしているのだと思います。「なくてもいいけれど、あってもいいもの」が世の中に広がると、人と人がもっとくっつきやすくなるかもしれません。

こういう考え方は、人のあり方にも当てはまりそうです。ただそこにいるだけでなんとなく場が楽しい感じになる人とか、大きな組織の中で大活躍しているわけではないけれど少し違う視点でものを見ようとしている人とか。

“いない方がいい人”にはなるべくなりたくないけれど、いなくてもいいけれどいてもいい人、ときどきポロッと良いことを言ったりやったりできるような人に僕はなりたいのかもしれません。

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