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なくてもいいけれど、あってもいいじゃん【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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トイレットペーパーの先を三角に折るとか

十年以上前にこれを初めて見ました。そのときは「誰が考えたんだ? こんなのやっても意味ないじゃん」と思っていました。多分、インターネットが普及する前だと思います。なのに、今も消えずに残っている。ということは、誰もが、「まあ、あってもいいじゃん」と思っていて、見た人がマネをして定着しているってことですよね。

たしかに、マレーシアで3ヶ月過ごしたときには、こんな文化(?)はなかった気がします。その代わり、マレーシアにはウォシュレットではなく、お尻を洗うホースがほぼ必ずついていました。トイレットペーパー三角折りとは関係ないですけれど。

紅白歌合戦の小林幸子とか

巨大な衣装(?)が毎年話題になる小林幸子さんのラスボスぶりは、「すごいな!」→ 「どこまでいくの? もういいんじゃない?」→「やっぱりすごいな!!」という、見ている人の感覚の変遷なのではないでしょうか。これも、続けることでみんなの目が優しくなってきて、今年は何をやってくれるのかな? と期待されるようになってきています。

敬遠で4球投げるとか

これは、最近のメジャーリーグで採用された「申告制の敬遠」のことです。時間を短縮するために4球投げない、ということらしいのです。僕はムダに見えるあの投球にも機微が表れるので、あった方がいいと思います。

敬遠するような場面は、だいたい守っている方はピンチなのです。その緊張感が一球ごとに高まっていく、そんな「間」みたいなのが僕は好きです。あと、敬遠の球を打ってサヨナラゲーム! みたいなのがなくなるのが惜しいですよね。

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