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蛇が接客してくれる「蛇カフェ」に行ってみた

岡田麻沙 岡田麻沙


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触れてみて最初に驚かされるのは、滑らかな肌触り。「蛇」というと、なんとなく「生臭くて、ヌメッとしているのでは?」と身構えてしまうが、スベスベしており、無臭である。

なめらか! それに、まったく体臭がないんですね!

驚く私に、金子さんは静かに頷いてみせ、こんな風に説明してくれた。

蛇は綺麗好きなんです。排泄をした後、自分の匂いを嫌って水の中に潜るという、まるで人間がお風呂に入るのと同じような行動を見せることすらあります。蛇というのは、“無”なんです。体臭もないし、足音も立てない。鳴き声だってありません

なんだか、蛇への深い愛を感じた言葉だった。無限や永遠と言われるよりも、「無だ」と言われた方が、強い愛情を感じないだろうか? 蛇への愛に溢れた金子さんの話は分かりやすくて面白くて、いつまでも聞いていたくなった。

このカフェでは、ふれあいやアテンドといった接客業務を蛇が担っているが、ストレス耐性や食事のタイミング、性格などの適性によって緻密にシフトが組まれている。日々顔ぶれを変える蛇たちに会いに行くのも、もちろん楽しいが、蛇を愛するお店の人たちから話を聞くだけでも、刺激的だ。次の総選挙は9月に開催予定なので、気になる人はそれまでに行って、推しメンを見つけておくと楽しそうだ。

『東京スネークセンター』オフィシャルサイト

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