話を戻します。結婚という制度。
僕は弱い。法律で「一回結婚したら別れるのは色々と大変だよ」と決められている方が、心の弱い僕としてはとても助かる。僕はこれからも結婚生活は続けていくつもりだが、嫁にチワワ顔で睨まれ、威嚇され、呪詛の言葉を投げかけられると、やっぱり日に三度は離婚したいと思う。しかし、まず離婚の手続きが面倒くさい。親権、養育費、その他もろもろの手続きが面倒くさければ面倒くさいほど、僕がフラリと「本当に離婚しようかな」と迷った時に、前に立ちはだかってくれる。その壁を乗り越えるのか迷っているうちに美味いものを食べて嫁と仲直り出来ればいいなと思うし、その繰り返しで結婚生活はなんやかんやで長続きしていくのかな、と思う。
法治国家に感謝。心の弱い僕を律してくれてありがとう。
そして、もしこのコラムを読んでいる方で「それらの事をやってのけてでも離婚をしたい！」って強く思うのなら、それはもう離婚して自由になればいいと思います。良い結婚生活もあれば、良い離婚も絶対に僕はあると思います。
僕は、とりあえずこのまま結婚生活という名のイバラの道を突き進んで行きます。最初は足が血だらけでしたけど、足の皮も厚くなってきました。では。
