竹の子族
1980年を最盛期に、原宿の代々木公園横にあった歩行者天国(休祭日に開催)でラジカセを囲み、独特のカラフルな衣装に身を包みながら路上でディスコサウンドにのって踊っていた若者たち、通称「竹の子族」。彼らは主に中学生や高校生からなるいくつものチームに分かれており、その衣装はチームごとの特色があるものを、各々デザインし制作していたんだそうです。
なるほど。平成でいうと、「ギャルサー」みたいな感じですかね。といっても、ギャルサーが全盛期で彼女たちをモデルにしたドラマが放送されていた2006年、私はまだ小学生だったので、そちらもどんぴしゃ! な世代ではないんですけど。
そして現在も、原宿の竹下通りでは、竹の子族が自作以外の衣装を購入していたというお店「ブティック・竹の子」が営業しているんです。竹下通りを愛した中学時代を経ていれば、平成っ子でも写真を見て「あーここか!」となるはず!
そう、このド派手な衣装がディスプレイされている赤いお店です。実際に数年ぶりの竹下通りを訪れてきましたが、店内に入るのは今回が初めて。残念ながら写真撮影はできなかったのですが、煌びやかな衣装が所せましと飾られていて、おとぎの国の女王様のお城に迷い込んだような、ドキドキするけれど好奇心をそそられる不思議な世界観がそこにはありました。
レディ・ガガが来店して購入した衣装や、ゴールデンボンバーが着用している衣装などもあるので、派手な衣装に縁がない人でも楽しいお店です。