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妻に言われた一言で愛は死んだ【連載】神様がボクを無職にした

フミコフミオ フミコフミオ


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逆をいえば、数々の問題の本質から目を背けて経済的な問題にすりかえれば、人間は生きていけるのである。「私には人並み外れた才能があるが、経済的に困窮しているので立身できない」「資金さえあれば大成功間違いなしなのに残念、私には金がない」というように、平均以上の才能と相応の努力があれば金が集まってくるという事実から目を背けていけば生きるのは楽なのである。

とはいえ金のせい、金が悪いというポーズを決め込んでいるうちに「こんな血も涙もない資本主義な世の中は滅びてしまえばいい・・・」という感じに気持ちが腐ってきて、厭世えんせい的になってしまうのが人の常。僕は、このような経緯で患った的な気分を、成人向け雑誌の立ち読みで緩和するため、日々コンビニに立ち寄っている。そして、コンビニの成人コーナーで見かけたあるひとりの若者が僕の心を鷲掴みにして離さない。

 
大袈裟にいえば、彼は無職界の救世主。新たなる希望だ。平日の午後、カタギの皆様が労働している時間帯に、その若者はコンビニに超高級外国車で乗り付けてきたのである。年齢は整形手術を施していないかぎり20歳前後だろうか。金色の坊主頭に上下ジャージ姿。ジャスティン・ビーバー似のイケメン。そのような時間帯に三代目J Soul Brothersを大音量で鳴らした高級車を上下ジャージで乗り回しているのだから、正規雇用であるとは考えにくい。つまり無職、あるいはニート。

ただの無職やニートならばパートタイマーの僕よりも劣悪な経済状況のはずである。そのような人物が高級車でエロティックなセクシーガールを連れてコンビニにやってくるのだ。金を払うのはいつもセクシーガール。おかしい。なぜ、僕と同じように正社員ではない男が白昼、いい女を乗せた高級車を走らせていられるのか。

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