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新人デザイナーにしかできないこと【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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新人デザイナーの役割

アイデア出しの会議が始まったとき、自分の考えたアイデアが先輩たちのアイデアと比べて的外れに思えたとしても、どんどんぶつけましょう。しかし、ただの思いつきをぶつけられても先輩も困ってしまいます。必ずどうしてそのアイデアが機能するかを説明してください。苦手だったとしても、必ず説明してください。

先輩が優秀であればあるほど、そのアイデアのいい所をキチンとみつけてくれるでしょうし、それを磨いて、育てる方法を教えてくれるはずです。

もうひとつ、新人デザイナーのできることは先輩にアドバイスすることです。これは少し意外に思われるかもしれません。僕が新人のときには全く気づかなかったのですが、自信満々でシゴトをしている先輩でも、実は迷っていることがあるのです。これは自分がキャリアを重ねてくることで分かってきたことです。

例えば、ロゴマークをつくっている時に意見を求められたとします。そのとき、おそらく先輩は結構迷っているのです。もしもあなたが意見を求められたら、率直に思ったことを伝えましょう。遠慮する必要は全くありません。「フレッシュな脳」が感じたことは生活者の目線に近いことがありますし、若い人からどう見られるかの意見を参考にしたい場面も多いものです。

また、そのアドバイスが聞き入れられなかったとしても、ガッカリする必要はありません。先輩が求めているのは色々な判断の基準で、答えを求めているわけではないのです。

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