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アートディレクターと言葉【連載】広告代理店の現役アートディレクターが語る

中村征士 中村征士


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世の中にインパクトを与えるような広告のアイディアやデザインには何かしらの「新しさ」があります。そんな新しさのあるアイディアやデザインはリスクがある、と取られることがあります。なぜなら誰も見たことがないからです。今までに見たことがない、だれもまだやっていない優れたアイディアやデザインは当たれば大きな効果が得られますが、かすりもしないという可能性もあります。その失敗を恐れるため、思い切ったアイディアやデザインは世の中に出て行きづらいのです。

主に難色を示すのはクライアントですが、もちろん大きなお金を投入するにあたっては失敗できないというのも理解できます。ただ、ここ7〜8年くらいでその傾向が強くなってきています。それはインターネットが全世界をつないで、情報が一瞬で世界をばばっと駆け回ってしまうようになってきていることと関係が深いと思います。

ほんの小さなつぶやきが企業のブランド価値に大きなダメージを与えることがある、現在。ちょっとした波紋が、一瞬にして世の中の大きなウネリになってしまう怖さがある中で、挑戦的なアイディアやデザインが通りづらくなってきていると僕は感じます。

しかし、そんな逆風の中でも優秀なデザイナーやアートディレクターは新しさを感じる仕事を送り出し続けています。一体どうやっているのでしょうか?

街角のクリエイティブ ロゴ


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