私は服装にこだわりがない。
だから近所で買った服ばかり着ている。おもにユニクロである。ものすごく適当である。ワードローブにおけるユニクロの比率が非常に高い。
そんな格好をしていると、知り合いに言われた。
「おまえはユニクロ原理主義者なのか?」
ひどい言われようだが、そのときの私はユニクロのポロシャツ、ユニクロのスキニー、ユニクロの靴下を履いていた。ちなみにブリーフもユニクロだった(見えていないが)。自覚してなかったが、たしかに強烈なこだわりがあるように見える。ユニクロ原理主義者として生きているように見える。実際はたんなる手抜きなんだが。
本日は「ユニクロ原理主義者」について考えてみたい。
というのは、もしもユニクロ原理主義者を名乗るならば、私のような人間はまだまだ甘いと思ったからである。なにごとも徹底しなければ「原理主義者」とは言えない。全身ユニクロというだけじゃ、たんなるユニクロ好きだろう。「野菜好き」と「菜食主義者」に大きなちがいがあるように、「ユニクロ好き」と「ユニクロ原理主義者」も全然ちがうはずである。