ユニクロ原理主義者の活動
ユニクロ原理主義者たちはどんな活動をするか?
全身ユニクロで街を歩くのである。そして、ユナイテッドアローズやアーバンリサーチを着た人間を見つけるたびに、背後にまわりこんで「脱ぐか死ね」と言う。もはや自分が着るだけでない。他の人類がユニクロ以外の衣服を着ることすら許さないのだ。過激思想である。
ユニクロ原理主義者がH&Mを見つければ、「ひろし&みさえ」と落書きしていく。クレヨンしんちゃんを連想させることで、ブランドイメージを崩壊させるのである。
あとは、あちこちの無印良品に印をつけてまわる。
ユニクロの子を身ごもる
ユニクロ原理主義者たちの活動は地道なものだ。
だがある時、ユニクロ原理主義者の女が子供を身ごもることで、事態が次の段階へと進むだろう。この女は、ユニクロのことを考えすぎたあまりに、ユニクロの子供を身ごもったのである。
赤ん坊はユニクロの試着室で産み落とされる。へその緒にはユニクロのタグが着いている。これは文句なしに、「神の子」である。当然、他の子供たちとはまったく違っている。五歳のときに子供は不思議な能力に目覚める。手にふれるだけで、あらゆるものがフリースになるのである・・・。
このへんで終わりにする(キリがないので)。
とりあえず、ここまでいければ、「ユニクロ原理主義者」と言っていいと思う。そう考えると、たんにユニクロを着てただけの私は論外である。精進しなければならない。まずは近所の無印良品に印をつけるところから。