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もしも鳥山明が「鶴の恩返し」を書いたら?

西島知宏 西島知宏


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出典:『ドラゴンボール』鳥山明

むかしむかし、あるところに甲羅を背負ったおじいさんが住んでいました。

おじいさんは町へ新しい甲羅を買いに出かけた帰り、罠にかかっている一羽の鶴をみつけました。

「クソッタレが・・」

鶴は奥歯を噛み締めながら泣いています。

これは、初めて経験することでした。

おじいさんは鶴に近づき

「パンチー、おーくれ」

と言いました。

「ゴミが・・・」

そう返すと、鶴は3倍の界王拳を使って罠から抜け出し、飛んで行ってしまいました。

「まだ終わりじゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ」おじいさんもそう言って去って行きました。

カメハウスに戻ったおじいさんは、占い好きのおばあさんにその話をします。

すると、ふいに入口を叩く音がします。おじいさんはドアに近づき

「さぁ、願いを言え」

と言いました。

ドアの向こうでギャルが「パンティをあげるから泊めて欲しい」と言っているのを聞いて、おじいさんとおばあさんは顔を見合わせました。

「んじゃ、そうすっか」

暫くの間、娘をカメハウスに泊めてあげることにしました。

おじいさんとおばあさんに感謝した娘はある日、機織り部屋から出てきてこう言いました。

「パンパカパーン!! 布登場っ!」

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