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『まいにち、修造!』はいかにして生まれ、売れたのか。担当編集者に聞いてみた

トゥルーテル美紗子 トゥルーテル美紗子


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1回読んで終わりではない

『まいにち、修造!』は日付しか入っていない日めくりです。通年で使えるのですが、当初は書店や文具店の方に「カレンダーだから年末年始しか売れないんじゃないの」と勘違いされたそうですね。また読者からも、「曜日が入っていない」「365日分じゃないのか」という声があったと聞きました。

いつからでも始められ、繰り返し使える日付のみの「日めくり」は、PHP研究所が1980年代から制作している定番商品で、従来から通年で販売しています。我々としてはその認識で制作し、「カレンダー」と発信したこともありませんが、一般的な認識ではやはり日めくりといえば曜日入りの365日。他社様の様々な日めくりが登場した2015年秋以降、ようやくそうした声をいただくことがなくなりました。

単純に考えると、1カ月分しかない『まいにち、修造!』よりも365日の日めくりカレンダーの方がお得に感じてしまいますが、1カ月分の日めくりにメリットはあるのですか。

365日分の日めくりカレンダーのように「1回読んだら、ちぎって捨てておしまい」というものではないため、毎月同じ言葉が登場してもその時々の感情や状況によって、同じ言葉でも異なるとらえ方ができたり、深く味わうことができたりといった日めくりならではの使い方をしていただけます。また、繰り返し使うものだからこそ、1カ月で飽きられないよう多くの候補の中から文章や写真を厳選しました。

そうですね、その日の気分や状態によって言葉の受け止め方が毎回違ってきそうです。毎月「今日はどの言葉だっけ」と思い出すのも楽しみだったり。

読者の方からいただいたお話では、試験や大会などの勝負の日に向けて、31日目から逆にカウントダウン形式で使っている方もいたそうです。これも、日付だけの日めくりだからこその使い方であり、非常に嬉しく思いました。

それは面白い使い方ですね。松岡さんの言葉に励まされながら、気合十分に試験や大会を迎えられそうです。

ちなみに「日めくりの正しい使い方」については、松岡様が公式HPのブログでご説明されています。

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