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(最終回)いつ戦が起きても良いようにタテ教室に参加してみた

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若駒プロのマネージャー・湯本さんへインタビュー

伝説の殺陣師・林邦史朗氏の知られざる素顔

NHK大河ドラマの殺陣師を長年務められた故・林邦史朗氏のお孫さんで、若駒プロのマネージャーでもある湯本さんに家族目線から見た林氏を語っていただきました!

湯本 夏子 株式会社若駒プロ マネージャー
若駒プロ創設者・林邦史朗の孫。前職を退職した後、デコアーティストとして活躍しながら若駒プロの仕事を手伝っていたが、林氏の死をきっかけに正式なマネージャーとなる。

mio 林氏とはどれくらいの頻度で交流されていましたか?

湯本さん(以下、湯本) 私が小学生のときは道場(朝霞市)で子供に教える教室があったので、その稽古の度に会っていました。同じ市内に住んでいたので結構頻繁に会っていたほうだと思います。ただ殺陣師の仕事があるため昔からあまり家には居なく、母(林氏の娘さん)が子供の頃は帰ってこない日がほとんどだったそうです。

mio 稽古中と私生活とでは、違いはありましたか?

湯本 稽古のときはやっぱり厳しかったです。でも普段は優しかったですし、孫には甘々だったと思いますよ(笑)。年を取ってから丸くなったと色んな人に言われてました。

mio 祖父としての林氏はどんな方でしたか?

湯本 あんまり「お祖父ちゃん」って感じではなかったですね。本人もそういう風に呼ばれたくなかったみたいなので、「邦さん」って呼んでました。趣味がすごく多い人で、ダイビング・釣り・ゴルフ・ボーリングとかのグッズが家に溢れかえってました(笑)。

mio ものすごくアクティブな方だったんですね!

湯本 むしろ、止まったら死ぬマグロみたいな人でした(笑)。

mio 殺陣師として高名な林氏は、どう感じていますか?

湯本 世界で1番尊敬しています! すごく勉強家だったんですよ。例えば大河ドラマの殺陣師を務めるとき、登場人物を知っていたとしてもすべて調べ直して、殺陣に反映させたりしていました。常に知識を増やしている人で本もよく読んでいましたし、すごいなと思ってました。若駒の正会員として長年殺陣をやってきた者でも「林先生には勝てない」と思ってしまうほど、殺陣に情熱を傾けていました。

mio 林氏が創設した若駒のマネージャーを務めているのも、尊敬からくる想いが大きいですか?

湯本 そうですね。邦さんは亡くなってしまいましたが、残された人間でも名前を広めていくことはできるし、邦さんについてきてくれた若駒の人たちの名前も広めていきたいと思っているので、マネージャーとしてできることは最大限取り組んでいきたいです。知名度を上げるという点では、SNSへの展開とか、YouTubeへ動画をアップしたりとか、色々やっていきたいと考えています。夢は海外公演なので、興味のある方ご連絡ください(笑)。
 
 
話している言葉の端々から尊敬の念がにじみ出ていて、林氏の存在が湯本さんの中でとても大きいのだと感じました。海外公演、実現したら見に行かせていただきます! 取材への多大なるご協力、本当にありがとうございました!

テレビで時代劇を観る機会がめっきり減ってしまった昨今ですが、今回取材をさせていただいた中で、時代劇に関わる方は皆さん本当に情熱をかけて制作に取り組んでいらっしゃるのだということが分かりました。それは衣装の細部にまでこだわって時代を再現しようとする細かな気配りだったり、昔から続くものを残そうとする誇りだったり、アクションで活躍される方のプロの技だったり、全てが集約されて「時代劇」という形となってアウトプットされています。ぜひ皆さんも、この情熱の詰まった時代劇に触れてみてください! ゆくゆくは民放などでも時代劇がどんどん復活していくと良いですね!

<取材協力>
株式会社若駒プロ 様

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