総評
1週間分データを取ってみて分かったことは、「二日酔いに絶対的に効くものはない」ということです。そして、「軽い二日酔いならばある程度は効くが、重度の二日酔いに対して人類は為す術を持たない」ということでした。
要は「飲み過ぎるな、ろくなことがないから」という結論です。しかし、それでは身も蓋もない話になってしまいます。ので、もう少し深く考えてみましょう。
今回、個人的に一番効いたのは6月7日の「パン+目玉焼き」コンビでした。これは当該欄でも書きましたが、おそらく二日酔いの原因と対処法が合っていたからだと思われます。
二日酔いの原因は多岐に渡ります。アデノシンが原因の場合はコーヒーや頭痛薬、脱水症状が原因の場合はスポーツドリンクやお茶、低血糖が原因の場合はパンやご飯、オレンジジュースなど、アセトアルデヒドが原因の場合はしじみやゴマ、胃酸過多が原因の場合は生姜、などなど、原因、症状によって用いるべき対処方が違います。
ですので、二日酔いの原因を推測し、それに合った処方をすることで症状を軽減、または回復を早くすることができるのでは? と考えられます。何かを解決しようとしたら、問題の原因をまず考えてみる。仕事も同じですね。医学的なことは言えませんが、これは今回の人体実験で感覚的に分かりました。
そんなわけで、早速この結論を実証するために、今から飲みに出かけて明日も二日酔いになってみようと思います。その結果はまたどこかで。それでは。