「神は6日間で世界を創り、7日目に酒を飲み、翌日に二日酔いを創った」と大昔から言われていますが、一部の特殊能力を持つ方を除いては、二日酔いは避けては通れない人間の定めです。私も年がら年中二日酔いでして、おそらく1年の半分以上は、頭を抱えて午前中を過ごしております。キーボードに両手を乗せたまま、口から魂のようなものを出し続け、日が落ちるまで何も出来ないなんてことも多々あります。
そんな時、藁にもすがる思いで味噌汁を飲んだり白湯を飲んだり、頭痛薬を飲んだりして、神に祈りながらその場を凌ごうとするわけですが、これって、本当に効いているのでしょうか? いや、なんとなく「あ、効いてるかも」とは思うのですが、意識して「これは効いているのか」と人体実験をしてみたことは、よく考えたらありませんでした。ので、今回は今後の二日酔い人生のためにも、ちょっぴり意識しながら「巷で言われているような二日酔いに効く飲食物などは本当に効くのか?」を、実際に二日酔いになって試してみました。
以下、とりあえず1週間分、データを取っています。なぜ1週間分かと言えば、これは締切に間に合わないからです。ですので、7種類の「二日酔いに効く」と言われているものをご紹介する形になります。
また、頭痛薬や点滴などのケミカルと言いますか、薬物の類を用いる方法は知識もなく、責任ももてませんので今回試しておりません。手に入りやすく、身近にあるもので、なんとかしようという趣旨です。ご了承くださいませ。
※結果はかなりの個人差があるかと思いますので、あくまで「私にはこれがたまたまその日効いた/効かなかった」程度のものです。参考程度にご覧いただけますと幸いです。
1. 梅干し+番茶
梅干しに含まれているピクリン酸には、肝臓を活性化させる効果があります。クエン酸との相乗効果も見込めますね。さらに、熱い番茶に入れてすり潰すことにより、水分の補給も兼ねています。
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前日の酒量
・ラフロイグソーダ割り3杯
・日本酒冷2合
・麦焼酎ロック1杯
・赤ワイン1杯
・ビール杯
当日の症状
頭が重苦しく、若干の痛み。吐き気は無いが全身は気だるく、下半身が特に重い。仕事はかろうじてできるが、パフォーマンスは通常の50%程度に低下。
結果
1杯飲んだところで壮絶な胃の反乱が起き、盛大にリバースいたしましたが、その後は前日の記憶のように、症状がさらっと消えていきました。吐くことをリスクと考えなければ、意外とおすすめかも知れません。