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(2)NHK大河ドラマ「真田丸」の撮影現場に突入してみた

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殺陣は一日にしてならず

mio 殺陣シーンはどんな風に作られるんでしょうか?

中川 この「真田丸」に関しては、監督と役者さんと殺陣師でシーン毎に話し合いをして作っていくことが多いですね。僕が全部を決めるわけではないです。映画なんかだとまた違って、監督が殺陣師(アクション監督)にカメラ割り決めとかすべてを任せて、殺陣師が成果物を提出する、みたいなやり方もありますけど。アメリカとかではそういうやり方が主流になってきていますね。

mio 話し合いでうまくいかなかったりとか、煮詰まったりすることはありませんか?

中川 そういう時のために、あらかじめパターンを3種類くらい用意しておきます。1つがだめだったら、じゃあこれならどう? って。それが全部ダメってことはほとんどないですね。あるいは話し合いの中で「これとこれを組み合わせたら良いんじゃないか」とか出てきたりするので、今のところ行き詰ったことはないですかね。

mio 自分の身体を使って役者さんに説明したりすることもあると思いますが、体調管理として普段からどのくらい運動や稽古をしていますか?

中川 林が設立した道場(朝霞・渋谷)があるので、そこで週1回稽古をしています。渋谷の方はアクションとか殺陣をやりたいという役者さんが主に来るんですが、その人たちに教えながら自分も稽古しているという感じですね。殺陣シーンの種類も、稽古しながら引き出しを増やしていくことが多いです。

mio 普段からの積み重ねが反映されていくんですね。

中川 そうですね。

mio 立ち回りでは、偽物とはいえ道具を使っていますよね。やはりある程度危険があると思うのですが、怪我をしたりすることはないですか?

中川 僕ね、ないんです(笑)。

mio ええ! ものすごく注意をされているとかですか?

中川 もちろんそれはあります。初めて時代劇に出るような方は武器を持った時の距離感が分からないことも多いので、役者さんに教える時はそういった細かいところも注意しています。時代劇では竹光(樫の木にアルミ箔や銀箔を貼りつけたもの)を使いますが、本物の日本刀ではないにしろ危ないことには変わり有りませんからね。あくまでもお芝居なので怪我をしない、させないというのが大前提です。

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