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『少女革命ウテナ』で唱和するセリフで頻出英語を学ぼう【連載】トイアンナの超人気マンガ英語塾

トイアンナ トイアンナ


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こんにちは、トイアンナです。有名な漫画作品から名言をピックアップして英訳し、語学を学びながらあの頃をもう一度思い出すシリーズ、前回の1970年代生まれを象徴する『スレイヤーズ』から、各世代を代表する「中2病っぽい呪文」を特集してお届けしています。

1980年代生まれが好きな作品は今まで数多く取り上げてまいりましたが、1つ大変な問題作を置いてけぼりにしていました。『少女革命ウテナ』です。

「少女マンガに、王子様はいなくていい。だって、女の子は男性がいなくても生きていけるから」という過激なメッセージを掲げて登場した本作品は、ピーチ姫や聖闘士星矢のアテネまで続いてきた「男性に守られる役割としてのヒロイン」を真っ向から否定しました。

女性が戦うストーリー自体は『少女革命ウテナ』の少し前に生まれていました。美少女戦士セーラームーンです。しかしセーラームーンは「タキシード仮面さま」という王子様なくしては成立しません。今でこそプリキュアが肉弾戦で敵とボコボコに殴り合っていますが、当時の女性ヒロインは「銀水晶の力よ!」と叫ぶ祈りの力で敵を吹っ飛ばすという、まことにお上品な戦い方を強いられていました。

しかし『少女革命ウテナ』では男女関係なく剣でガチンコぶつかり合い「お姫様」扱いされている女性を救い出す革命を起こします。このアニメを期に、少女マンガで「王子様がいなくてもいい」世界が始まったのです。

学園アニメを装うジェンダー論

と、抽象的すぎる話を続けるのもアレなのであらすじを簡単に説明します。鳳学園には謎に包まれた制度がありました。「薔薇の花嫁」と呼ばれる小麦色の肌をした少女を、学生同士が決闘して奪い合うのです。

決闘に勝つことで「薔薇の花嫁」を手に入れれば、世界を革命する力を手に入れられる――。そこで学生は「薔薇の花嫁」をめぐる決闘を繰り返していたのです。はっきり言って初見では何がなにやら分からないシステムです。

そんなアレすぎる学園へ転校してきた主人公のウテナは、「薔薇の花嫁」と呼ばれる女子生徒が決闘の勝者から暴力を振るわれているところを目撃してしまいます。正義感から彼女を守るためにウテナも決闘へ参加し、勝利を目指すことなりました。

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