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発熱の夜に【連載】松尾英里子のウラオモテ

松尾英里子 松尾英里子


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車内で実にいい子に座りながら、「〇ちゃん、もうすぐびょういんだよ」と妹に声をかける兄。まもなくついた病院でも、待合室では静かに過ごし、うろうろすることもなく、診察中は看護師さんに「〇ちゃんはびょうきなの。おねつがあってね、あちちちちっていってるの。だから、おくすりくださいなってせんせいのところにきた」と説明する。

魔の二歳児を通り過ぎ、とはいえやっぱりまだ甘えたい盛りで、妹のお昼寝中などはべたべた甘えてくる3歳男児。妹の遊んでいるおもちゃを取り上げたり、小突いてみたり、泣かせたり・・・。ふだん、彼の姿から「兄」という存在を意識させられることはあまりなかった。それが、今日のこの姿。なんだか妙に、頼もしい! いつもなら、私ひとりが子ども2人を守っている、という感じだが、今日は、娘1人を2人で守っている、という感覚になる。きょうだいって、いいな。娘の熱に不安な気持ちを持ちながらも、すこしほっこりする息子の様子だった。

さて、その娘。インフルエンザではなかったようだが、依然、高熱が続く。どうか早く治りますように!

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