こんにちは、トイアンナです。
有名マンガ作品から英語を学ぶ本連載、今回は最も英語にしづらいと言われる作品のひとつ『賭博黙示録カイジ』に迫りたいと思います。
英語にしづらいマンガは「効果音」がスゴい
そもそも、日本のマンガを英語で紹介するときに難易度の差があることをご存知でしょうか。最も紹介しやすいのは、舞台設定も西洋風で「必殺! XXOOXX!」と叫ぶことで敵を倒す……といったアメリカ人にもストレートに伝わりやすいものです。具体例ではドラゴンボールや、ONE PIECEが挙げられます。
逆に英語で説明するときに「うっ」と戸惑うのは、日本の情緒溢れるニュアンスがどっぷり染み出ている作品です。『賭博黙示録カイジ』自体はエンターテインメント性が高く、アメリカ人にもあらすじが伝わりやすい作品。Oh! アンダーグラウンド・カジノ! とでも説明すれば何とかなる感があります。
でも、伝わらないんですよね。
「ざわ…… ざわ……」が。
英語にはそもそも、擬音語・擬態語がほとんどありません。「てくてく」「すやすや」「ぱふぱふ」って何だよ! というのが、一般的なヨーロッパの感覚です。他の漫画ではあまり擬音語・擬態語が無くても何とかなるのですが、カイジだけはどうにもならん!
Google先生に聞いてみた。
絶対ちがうだろ。
そんなわけで「ざわざわ問題」は申し訳ありませんが放置して、名言を紹介するコーナーへ参ります……。