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(1)自分の本はどうやって出版するの?【連載】普通の人がベストセラーを書く方法

街クリ編集部 街クリ編集部


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出版エージェントと編集プロダクション

西島 「出版エージェント」というのはどういうものなのでしょうか?

稲川 出版エージェントというのは、出版社へ著書を紹介したり、先程言った「出版社の色」や受けそうなテーマ、企画書の書き方などを教える人ですね。

西島 その人たちはどうやって生計を立てているんですか?

稲川 本を出したい人を集めてセミナーを行ったり、出版までこぎつけた場合は印税を割ったりという感じですかね。

西島 印税を割る? なんかお金の匂いがプンプンしますが、どの程度の割合で割るんですか?

稲川 ケースバイケースですが、折半とか、著者が60%とかですかね。

西島 編集プロダクションとはどこが違うんですか? 編プロも同じような役割を担っていると思うのですが。

稲川 編プロとの違いは、著作物の内容に立ち入るか立ち入らないかという所ですかね。編プロは実際、私がやっているような編集や装丁をやることもあります。

西島 編プロは本のデザイン費とか、いわゆる制作費で売り上げたりする感じなんですよね?

稲川 そうですね。関わり方にもよりますが、制作費で売り上げを立てる場合もあれば、印税を割る場合もありますし、両方やる場合もあります。

出版セミナー

西島 「出版セミナー」というのは、どういったものなのでしょうか?

稲川 出版社が主催するセミナーですね。本を出したい人たちを集めて講義をします。

西島 先程出ていた「出版社の色」などを伝えつつ、企画書の書き方などをレクチャーする感じですか?

稲川 おっしゃる通りです。採用される企画書や、目次、プロフィールの書き方などを教えます。

西島 出版セミナーから実際出版にこぎつける人はどれくらいの割合なんですか?

稲川 そうですね。1回のセミナーに400人くらいの応募があったとして、10人いれば良いくらいの感じでしょうか。

西島 10人? 以外と多いですね。2〜3%ってことは電通の内定率より高いです。

稲川 400人がすでにかなり意識の高い人ですからね。

西島 就活のために本出したいです! みたいな学生の人はいないんですか?

稲川 いないですね。ほとんどがビジネスで実績を積んでいる人です。

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