辞めようか・・・。
本気で考えました。しかし、しばらく考えて、「やるだけやってダメなら辞めよう」と思うことにしました。
自分を「おもしろくお題を解決できる人間」にするためには、どうすれば良いか?
向かったのは汐留にある「アド・ミュージアム東京」でした。理由は「お題をおもしろく解決できている事例をできるだけ多く知ろう」と思ったからです。いや、厳密に言うとこうです。
『自分が』お題をおもしろく解決できている『と思う』事例をできるだけ多く知ろう
著書『思考のスイッチ』にも書いていることですが、どんなジャンルの「おもしろい」も、最後は「個性」の勝負になります。自分がおもしろいと思えない表現をいくら勉強し、そこを目指したとしても、突き抜けることはできない、1番になることはできない。
どうせなら、「おもしろい人間」のまま、「おもしろく問題を解決できる人間」になりたい
そして、電通1年目の後半、私は寝る間を惜しんで過去の「おもしろい」事例を調べまくりました。いいと思ったコピーを集め、いいと思ったグラフィックの表現を集め、いいと思ったCMを集め、それらを分析しまくりました。
調べるうちに、あることに気がつきました。