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超訳『ONE PIECE』の名言を英語で読んでグランドラインへ繰り出そう!【連載】トイアンナの超人気マンガ英語塾

トイアンナ トイアンナ


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こんにちは、トイアンナです。あのマンガの名言を英語でもう1度……と90年代の名作を中心にピックアップしている本連載ですが、今回は小学生から大人まで幅広くファンを獲得し、累計発行部数が3億部とギネス認定までされた大名作『ONE PIECE(ワンピース)』からお届けします!

えっ、ONE PIECEって2000年代のマンガでしょ? と思ったそこのあなた。残念ですがONE PIECEの連載は1997年から。連載時に産まれた子供が、今年は大学受験です。というわけで連載初期の名言からまずは思い出してみてください。

背中の傷は 剣士の恥だ

主人公ルフィが最初に見つけた仲間、ゾロ。今でこそ世界政府だの四皇だの、強そうな名前がたくさん出てきますが連載初期に「マジで強そう」と思われていたのは王下七武海くらいでした。初見の方へご説明させていただくと「政府公認で海賊を襲う海賊」です。なお、ONE PIECEはファンがあまりにも熱心なため専門用語ごとにWikipediaのページがありますので詳しくはリンク先へ。

王下七武海の中でもジュラキュール・ミホークは剣士。ゾロは戦いを挑んで敗れ、いつか彼のようにと目指す姿となりました。そのときのセリフが、

背中の傷は 剣士の恥だ
引用:尾田栄一郎(1997年)『ONE PIECE』集英社

敗れることが分かっていながら死を恐れずにミホークへ立ち向かうゾロの姿。ミホークはこれをきっかけにルフィの海賊団へ一目置き、懸賞金がかかったことをいち早く発見しています。

この名言を直訳したものが、こちら。

A wound on one’s back, is the shame of a swordsman.
訳:背中の傷は、剣士の恥だ

こちらは英語の教科書のようにキレイな訳です。「one’s」を使うときは誰にでも当てはまる慣用句的なニュアンスを持たせるので「急がば回れ」「九死に一生を得る」のような言い回しとなります。カッコいいセリフには重厚感も欲しいですが、ここはゾロが死を覚悟した「人間の言葉」に戻したいなと思います。

Any scars on the back, are the shame for a swordsman.
超訳:背中に残るどんな傷も、剣士にとっては恥だ。

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