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広告用語で「鶴の恩返し」を読んでみた

西島知宏 西島知宏


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むかしむかし、あるところにM3、F3のおじいさんとおばあさんがWin-Winの関係を築いていました。

ある日、おじいさんは街へタキギのロケハンに出かけた帰り、BTLの施策にコンバージョンされた一羽の鶴を見つけました。

「こんなにデフォルメされるなんて・・」

おじいさんは鶴にソリューションを提供し、リザルトを残しました。

家に帰ると、おじいさんはおばあさんにプレゼンを開始しました。

「今日、鶴にCSR活動を実施した・・・」

するとポータルをたたく音がしました。

開けるとシズルのある娘がスタンドインしていました。

「一瞬いいでしょうか? テッペンを回っているのにすみません。香盤が悪く撮りきれませんでした。本日のアゴマクラを頂けないでしょうか」

「確認します」

娘の競合状況に問題はなかったので、おじいさんおばあさんは腹をくくって娘と1クールの契約を結ぶことにしました。

翌朝、ハタ織り部屋から出て来た娘は、アートディレクションされた布をクラフトの力で見事にアウトプットしていました。

「これを、街でプロモーションしてきて下さい」

娘の織った布は街でバズり、おじいさんの刈り取りも成功、グッドデザイン賞まで受賞しました。

布がブランド認知を獲得したことで娘は来る日も来る日も入稿作業を繰り返すことになりました。

そしてある日、試写を待ちきれなくなったおじいさんがエイヤで部屋の中を覗くと、2徹したPMのような姿の鶴がいました。

「フレームを見るとは、コンプライアンス違反です。もう完パケることはできません」

そう言い残し、鶴は空へと飛び立って行きました。

おしまい。

街角のクリエイティブ ロゴ


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