あー幼馴染! はるのんさん、初めまして彼氏ですー。
どうも、初めましてはるのんです。お、お邪魔します。
緊張しすぎ。
こ、こんばんは、素敵な夜ですね!
? そ、そうですね!
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これ、合コンじゃねえじゃん!! たこパやん!!
私は心の中で盛大にツッコむと、『これは、何かを試されているのかもしれない』という気持ちになり、なぜか戦闘態勢に入りました。隣の人とくっつくんじゃないかレベルで密着する部屋は、何とも言えないドキドキ感を生み出していました。相手は幼馴染の彼氏、その友達2人。女子側は、幼馴染、私、幼馴染の女友達。3:3での男と女のラブゲームがスタートしました。
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はるのんさんって、どんなタイプが好きとかあるの~?
うーんそうだなあ・・・。と、年下の男の子とかタイプだよ!(必死)
へえ~、珍しいですね。普通女の子って年上好きじゃん! 年下のどんな所がいいの?
か、可愛いところ・・・かなあ!!!
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対角線上に座っている幼馴染の視線が恐怖すぎて、私は必死に嘘をつき続けました。真夏の就活以上に嫌な汗を感じて、これ以上突っ込まれたらアルコールを飲みまくろうと覚悟し、幼馴染にアイコンタクトを送りました。