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おっさんレンタル、涙無しには聞けない顧客事情【連載】外資系OLの大人社会科見学

トイアンナ トイアンナ


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たとえ時給千円とはいえ、お金で借りられるならおっさんがいじられる覚悟も必要になります。どんなに外見をいじられようが「やだ~先輩カッコいいからって部下のファッションチェックですか~!?」と笑ってもらえるのは、おっさんが上司の立場にいるからで、クライアントにそんないじりをしたら返金騒ぎでしょう。そこで「やだ~おっさん扱いなんて照れる~俺って初老だから嬉しいっすわ~」と笑顔で返せるくらいの感情労働が必要になります(つ、つらい)。

「そう思うと、今のおっさんは精鋭ぞろいなんですよ」

と、おっさんレンタルの代表は胸を張って話していました。こういう話を聞くと、確かに他のおっさんも頼んでみたくなります。

元夫役になって憎まれろ? ハードなおっさんのお仕事

仕事には他にも「もう別れたのに付きまとう元夫の役を演じてほしい」といった危うく警察を呼ばれそうな依頼まであるとのこと。【元夫につきまとわれて困っている自分を今の彼氏へ見せることで、競争心を刺激したい。元夫役をやってくれ】との依頼を受け、なんと恵比寿から北海道へ飛んだそうな。
あらかじめ支給された脚本通りに「なあ俺、最近は仕事も頑張ってるしさ、もう一度やり直せないか」と、クライアントの職場へ押しかけてウザく口説き、今の彼に追い払われるのも「計画通り」。

仕事の後に「すっかりうまく行きました~! 彼ったら来週両親の顔合わせをしないか? だって!」と大喜びのクライアントからウニ丼奢られつつ「俺、こんな仕事して大丈夫かな」と身の危険を感じるなど、仕事の幅が広すぎて驚くばかりです(後で演技だったことは伝えてハッピーエンドとのこと)。

街角のクリエイティブ ロゴ


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