面白いことなら、多少リスクを負っちゃう系女子日本代表として、私は0.5秒でOKしました。
思えば・・・これまで私は幾度となくワンチャンを狙われて持ち帰られそうになってきました。時には本気で好きになって、告白したものの相手にとってはワンチャン相手でしかないことに涙した夜。『ワンチャンキャラ』とかいう造語でからかわれ、本気で傷ついてしまった夜。
でもちゃんと家に帰宅するというポリシーだけはありました。(一度だけタクシーの運転手に助けられたことがありましたが)
100%持ち帰るってどういうこと? べろんべろんに酔わせて持ち帰るのか? まったく手口が分からない・・・と不思議と不安が入り混じった気持ちで待ち合わせ場所に向かいました。先輩から連絡先を聞いて事前に少し自己紹介をしていましたが、いたって真面目な社会人。『誘った女の子100%持ち帰る男』というコピーは、全く繋がらないような雰囲気だったのが逆に興味をそそりました。
待ち合わせは、都内某所。現れたのは、濱田岳さんに似た優しい雰囲気のアラサー男性。(以下濱田氏)
外見を見ても、『ワンチャン』なんて言葉を口に出したことがありませんよ僕は! というようなオーラがむんむんだったので、とうとう先輩を疑い始めました。それと同時にちょっとほっとした気持ちも生まれました。
どうも初めまして~。はるのんです。先輩にはいつもお世話になってます。
あ~いやいやこちらこそ! あいつから、『絶対家に帰る面白い女子大生いるんだけど会わない?』って言われたからさ。なんか記事も書いてるんだって? 俺のことも書いていいよ(笑)。
あ、ありがとうございます(笑)。
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「お持ち帰り」とか「ワンチャン」という言葉が本当に似合わないなあ・・・と思いながら細い道を歩いていくとお洒落なレストランに到着しました。足元気を付けて、というこれまた優しい言葉に早くも惚れかけている自分がいることに気付き、隠れて自分をビンタしました。