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「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」劇場に入った瞬間、もう戦略にハマっている

高桑のり子 高桑のり子


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「好きな映画はなに?」という問いかけに「スパイダーマンですね(キリッ)」と、答えたわたしですが、実はスパイダーマンがアベンジャーズの一員であることをつい3日ほど前に知りました。いつ加入したんですか?

スパイダーマンは「スパイダーマン:スパイダーバース」から好きになった初心者なので、アベンジャーズとか知らんがな。というのが正直な感想です。

 

そんな訳で今回書く「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、前作の「スパイダーマン:ホームカミング」を観ずに映画館へ行きましたので、「指パッチンで消された人々が〜」という愉快なワードを聞いた時「指パッチンて……ポール牧かよ!」とツッコむしかなく。

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出典:Amazon

そんなわたしが、なぜ「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」をわざわざ映画館まで観に行ったのか? キッカケは冒頭でも触れました通り、「スパイダーマン:スパイダーバース」です。

 

さらに説明すると、「スパイダーバース」を観たキッカケもまた気の抜けた感じで…知り合いのデザイナーさんに「ほんっとに凄いから! 絶対観てよ」と言われるがままに観に行ったというのが本音です。


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出典:IMDb

そんなやる気のないまま映画館へ足を運んだ私ですが、「スパイダーマン:スパイダーバース」を観たときの衝撃がものすごかった。劇場を後にしようと席をたったはいいけれど、足が震えている。「私は今、とんでもないものを観てしまったのではないか」と。

アニメーションとしてのクオリティの高さもさることながら、圧倒的な映像体験ができる。こんなにも心・脳内を揺さぶられる映画を観たのは初めてで、私は一気にスパイダーマンの虜になってしまいました。

というより、「スパイダーバース」の世界観、映像美の虜になってしまったと言った方が正しいのかもしれないです。

 

そういえば冒頭で、アベンジャーズとか知らんがな。と書きましたが、「スパイダーバース」は配給会社も違いますし、アベンジャーズとは何ら関わりがないのです。

なので、「スパイダーバース」から入った私は、「ファー・フロム・ホーム」を観ながら「アベンジャーズて何?」と思いましたが、それでもスパイダーマンが素晴らしい映画なのは疑いようもない事実です。

 

「ファー・フロム・ホーム」を観て最高に面白かったので、そのテンションのまま家に帰り前作の「ホームカミング」を観て、翌日に「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を観たので、完全に観る順番がごちゃごちゃになっていますが……

 

トニー・スタークが死んでたり、生きてたりしてて、気持ちが追いついていかないです。

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出典:IMDb

あと正直に言っちゃうと、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」も予備知識なしに観てしまったので、
「この緑色のジャイアンみたいな怪物は悪者?! 味方?!」


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出典:IMDb

「アライグマが喋ってるーーー!」


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出典:IMDb

と、はしゃぎ回り、結局内容は6割ほど理解出来たでしょうか。あと2〜3回見直さないといけない感じがします。

 

そんな私ですから、「アベンジャーズ」との繋がりも含めた知識ある感想は書けそうにありません。いや、これでもライターなので、リサーチすればそれなりに過去との繋がりも含めたいい感じの記事は書けそうな気がするのですが、もはやそんな記事、書き手の私が楽しくないので書けません。

 

なので今回は、自分なりに素直に感じた「ファー・フロム・ホーム」の疑問点を解消しつつ、「ファー・フロム・ホーム」の見所と…

「仮面ライダークウガ」から考える「スパイダーマン」が支持される理由について考察してみました。

書き手の私はスパイダーマンは初心者だけど、アベンジャーズとか知らんけど(今は知ってるけど)、知識もないけど(ちょっとだけ知識もついたけど)……

「スパイダーマンに、さらにハマりそう!」

「スパイダーマン大好き!」

「他のシリーズも観たくなった!」
そんな風に、読んでいただいている方にも感じてもらえると嬉しく思います!

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」初心者の疑問:他の映画の主人公が出てきてビビる

本作「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は、前作「スパイダーマン:ホームカミング」の続編なのですが、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の2作にもスパイダーマンは登場していて、そこにも繋がっています。


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出典:IMDb

だから、いきなり「ファー・フロム・ホーム」を観た人は、ところどころ意味不明な箇所があったかと思います。

そもそも、スパイダーマンがアベンジャーズの一員だということも知らなかったのに、「アイアンマン」だの「ソー」だの「キャップ」だのというワードが出てきて…「おたくら、別の映画の主人公じゃありませんでしたっけ? スパイダーマンとお知り合いなのかしら?」という疑問を抱えながら観ていた私は、意味不明を通り越して白目むきそうでした。

 

そんな私ですから、ピーターがアイアンマンの看板を見つめながら「……どこに行っても彼を思い出す」と呟くシーンでは、「へ〜。ピーターはアイアンマンのファンなんだ〜」と思っていたし、「どこに行っても思い出すなんて、濃いファンを持ってアイアンマンも嬉しいね」とすら思っていました。

あと、途中までトニー・スタークは、ピーターのお父さんだと勘違いしていました。

予告動画と本編は違う! 騙されるな!(騙された)

夏休み、修学旅行にやってきたピーター。最初に訪れたヴェネツィアで運河から水の怪物が登場します。

危機的状況の中、「それ、イケてんすか? 日本ではあまり見かけないっすね」と思わず前のめりになって問いかけたくなる、金魚鉢のような頭をした人物が飛来し、モンスターを倒します。


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出典:IMDb

この人物のことをイタリアのテレビでは「ミステリオ」と呼び、その夜、ニックに連れられ基地にやってきたピーターは、昼間モンスターを倒した人物、ミステリオ(クエンティン・ベック)を紹介されます。そしてピーターは、ベックとともに戦うことになる……

というのが、序盤のストーリーでした。

 

私はニック・フューリーが何者なのかよく解らず(なんとなく理解)見ていましたが……「アイアンマン」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」などにも登場する、元S.H.I.E.L.D.長官とのことです。めちゃくちゃ色々な作品に登場している人物みたいですね。

吹き替え声優が竹中直人だということは、すぐに分かったんですけど。

 

本作ではピーターの夏休みを乗っ取るという、なかなかクレイジーな役。


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出典:IMDb

女子の集団の中にニックを放り込んだら
「ピーターが可哀想だよ〜せっかくの夏休みなのに〜。ほら〜謝りなよ〜」
「そうだよ〜、最低〜」
と言われるに違いありません。

話は変わりますが、トニーが遺言で預けた、高スペックで人工知能を搭載したサングラス(イーディス)を、ピーターがベックに渡してしまったシーン。


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口コミを読んでいると「やっぱり・・・! ミステリオは悪者だったんだ」とか「最初から、ミステリオが怪しいと思ってました」的な感想を見かけましたが、やはりマーベル作品をよく観る方には分かるのかも知れませんね。

とは言っても、予告動画ではミステリオは、スパイダーマンと共に戦う英雄のような見せ方をしていたので、騙された人もいるのではないでしょうか?

わたしはピーター同様、「ベック(ミステリオ)ってめっちゃいい奴やん!」と素直に騙されながら観てました。

 

あと、ベックってヒゲが濃いなぁと思いながら観てました。

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ヒーローもののお約束。黄金パターンをいくスパイダーマン?!

私は、スパイダーマンについての前知識があまりない状態で「ファー・フロム・ホーム」を観たので、スパイダーマンって、ヒーローもののお約束。黄金パターンをいくキャラクターだと思っていました。

もちろん、スパイダーマンは言うに及ばず「ヒーロー」です。ですが、スパイダーマンでは世界的に支持されるための、アミューズメント戦略とグローバル戦略を加えているのではないかと感じました。

スパイダーマンの話をする前に……ヒーローものでもターゲット設定やマーケティング戦略により見せ方が変わってきますよね。

同じくヒーローものでいえば、例えば「仮面ライダー」なんかは最初からヒーローです。基本的に強いという認識。


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子供たちは強いヒーローに憧れるものです。そしてこれらは、幼児から低学年の「ヒーローに憧れる年代」であり、そこにターゲットを絞っているので「最初からヒーロー」が支持されます。

しかし、仮面ライダーも少しずつ戦略を変えてきていますよね。子供から親へのターゲット変更です。

昭和時代に仮面ライダーに慣れ親しんだ親が、やがて子供と一緒に仮面ライダーを観るようになった平成。ここから、大人が見ても楽しめるヒーローへと方針を変更しているのがわかります。

そのせいか、昔のアニメでは考えられないような複雑な設定もしばしば見受けられます。

『改造人間』『世界征服を企む悪の秘密結社』などリアリティのない要素を最小限にし、実社会を反映させた人間ドラマ、リアリティのある重めのストーリー展開。目先の顧客(子供)ではなく、その向こう側にいる相手(財布を持っている親)を意識したマーケティング戦略。

「父と子の2世代が一緒に視聴する」を意識して作られたのが、平成仮面ライダーシリーズ第1作となる、「仮面ライダークウガ」です。

 

ではスパイダーマンはどうでしょうか?

スパイダーマンは、クラスチェンジではなく主人公自身のレベルアップを描いています。


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この物語は、スパイダースーツに見合うだけの成長過程を描いたヒーロードラマ。敵ももちろん強いのですが、主人公がレベルアップすべきは自分自身の、弱さからの脱却でもあります。

スパイダーマンと仮面ライダーの違いは顧客層はもちろんのこと、主戦場がそもそも違いますよね。ですが、共通点もあります。2000年、平成仮面ライダーシリーズ第1作として再開された「仮面ライダークウガ」。

従来(昭和)のヒーローにはない、「戦いがそもそも好きではない」というリアリティを追求したヒーローは、次世代(平成)に好まれるコンテンツとして支持されました。

2002年に日本初公開となった「スパイダーマン」も、「仮面ライダークウガ」と同じく大人の鑑賞を存分に意識したコンテンツであると考えられます。

本作「ファー・フロム・ホーム」も、恋愛、青春、ヒューマンドラマとして楽しめる要素もあり、「スパイダーマンって、ドラマとしても感情移入できる作品だったんだな」と。スパイダーマンを幾度となく観ている人からすれば「今更、何言ってんだよ!」と怒られそうなのですが、私は素直にそう感じていました。


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そして時代は進み…映画はネット配信できる時代となり、わざわざ劇場へ足を運んでまで観る理由がなくなりつつあります。

そこで映画館へと顧客の足を向けさせるために、スパイダーマンは時代の流れに合わせるかのように世界を意識した作りに。

「ホームカミング」「ファー・フロム・ホーム」では、登場人物たちがワールドワイドで、白人系・黒人系・インド系から日本系、スペイン系まで幅広いものとなっています。


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そして「マーベル・シネマティック・ユニバース」でアベンジャーズ入りを果たしたことで、根強いファン層もガッチリ掴み、劇場へ足を向けさせる為のアミューズメント要素も加えています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド4K3D」。私は関西人なので、USJはもはや庭ですが(3回しか行ったことないけど)、劇場で観る「スパイダーマン」では、ライドの衝撃こそ体験できないものの、ビルからビルへと飛び移るスパイダーマンの視点の臨場感は圧巻です。

日本のエンターテイメント施設でも存分に受け入れられているスパイダーマンと、劇場で観る「スパイダーマン」の違いはそこまで大きくないと、USJのある大阪に在住している私は感じました(USJ3回しか行ったことないけど)。


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私は「スパイダーマン」に対する前知識は一切なく。

アベンジャーズは分からない。

「スパイダーバース」(CGアニメ映画)だけしか観ていなかったので、リアルなスパイダーマンもよく分かっていませんでした。

それでも十分楽しめ、鑑賞後は、映画を観たというよりアミューズメント施設を存分に楽しんだというような不思議な感覚に…。そして、ヒーローという非現実的な作品でありながら、実社会を反映させたリアリティな展開に気づけば夢中になっていました。

 

キーワードは『フェイク』〜衝撃のラスト

話は戻りますが、正体を現したベック(ミステリオ)は、容赦なく街を襲います。

「ホームカミング」の敵に比べると、「ファー・フロム・ホーム」は、現代の問題点が如実に現れているように感じました。

今回の敵は物質的であり、フェイクという虚偽の情報です。

大勢の人を嘘の情報で操作し、巻き込み、引き込んでしまう。悪を正義だと勘違いさせてしまう。


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なぜ今回「ファー・フロム・ホーム 」の敵が、フェイクで多くの人々を騙すような陰険な相手だったのか? 『なぜ』この設定が必要だったのでしょうか?

 

私の推測になってしまいますが、今回の敵が虚偽の情報で大勢の人を騙す相手だったのは、真のヒーロー(強さ)とは何なのか、真実を際立たせるために“嘘”を濃く描く必要があったのではないか?

ピーターがトニーの死を乗り越え、ヒーローとして真の強さを手にする為には、わざと足元を不安定にさせ、自らの意思で自立していく様子を描きたかったのではないか? と感じました。

 

嘘の情報に踊らされてしまい、真実が見えづらくなってしまっている現代社会。

フェイクを見破り自分の弱さを自覚しつつも乗り越え、真実に立ち向かうスパイダーマンの姿は、現代人が憧れる強さでもあります。

 

あと、ビームとか念力とかではなく、糸とアクロバットでヒョイヒョイっと無数のドローンを倒していくシーンは爽快感もありましたし、スパイダーマン運動神経めっちゃいいなぁと思いました。


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ラストの、続きが気になる終わり方も、次回への期待値が高まって最高!

まとめ

何でもそうですが、続編が公開される時は前作を観た方が絶対いいですね。

「ファー・フロム・ホーム」は完全に初見でしたので、まず顔と名前が一致するのに時間がかかりました(元々、人の名前を覚えるのが苦手)。

以前よりアベンジャーズやスパイダーマンのファンの方は、トニーの死を悲しみ、それを乗り越えようと奮闘するピーターに心からの賛辞を送りながら観ていたことでしょう。

「ホームカミング」と「アベンジャーズ」を観た今だったら、わたしだって「トニー・スタークは、ピーターのお父さんだと思ってました☆テヘペロ」とか言いません。

ですが、前知識なし、アベンジャーズについての知識もないまま観たからこそ、「スパイダーマンって、何でこんなに人気があるんだ?」と客観的に、そして主観的に考えるキッカケにもなったように思えます。

そんな訳で、もう一度、「ファー・フロム・ホーム」を、映画館で観ようかなぁと考え中です。

 

最後に……
映画を観ながらずっと思ってたんだけど、アメリカの高校生の修学旅行、豪華すぎじゃね?


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おしまい


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[イラスト]清澤春香

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