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「犬ヶ島」圧倒的情報量に完敗。グラフィックデザイナーが観た「デザイン」の凄み

加藤広大 加藤広大


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映画がはじまって数十秒ほどだろうか、「日本を舞台にした海外映画」にありがちな荒唐無稽コウトウムケイさ、フォント・色彩感覚の適当さ、画面に描かれたあらゆる筆致の曖昧さにいたるまで、すべての要素にウェス・アンダーソン流の回答が用意されていることに打ちのめされたまま、101分が終わってしまった。

「犬ヶ島」は、今から20年後の日本を舞台にした映画である。

ウニ県メガ崎市では「ドッグ病」と呼ばれる病が蔓延マンエンし、人間への感染を防ぐため、すべての犬をゴミ島に追放する法案が可決された。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/06/791cbc5b2a0caf6752e038b6fa460d56-e1528062768402.jpg出典:IMDb

数カ月後の「犬ヶ島」、文字通り「捨てられた」犬たちは病を患い、腹を空かせ、ゴミのなかにある残飯を漁り、なんとか生き延びていた。

そんなある日、一機の小型飛行機が半ば墜落といった状態で島にたどり着く。飛行機に乗っていたのは、かの法案を施行した小林市長の養子、アタリ(コーユー・ランキン)であった。

彼は飼い犬であったスポッツ(リーブ・シュレイバー)を探すため、単身犬ヶ島に乗り込んで来たのである。アタリは着陸を目撃し現場に駆けつけた5匹の犬たちと一緒に、スポッツを探す冒険に出る。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/06/0616f799ededac5a0dc4972a9ee19d10-e1528062928464.jpg出典:IMDb

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