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新社会人がゼッタイに信用してはいけない言葉たち

加藤広大 加藤広大


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「よそじゃ通用しないよ」

よそに行ったことない人がよく使う必殺の文句が「よそじゃ通用しないよ」である。というか、「よそ」の範囲が広すぎて通用もへったくれもあったものではないので、この文言を使う輩は信用してはいけない、というよりは近づいてはいけない。

これが例えば、草野球のメンバーに「お前はメジャーじゃ通用しないよ」とか、蕎麦屋に対して「お前の鴨南蛮はビストロ界隈じゃ通用しないよ」とかだったら、まだ範囲が狭いのでわかる。

とにかく、信用できない言葉の特徴である「何ら具体性がない」ポイントを徹底的に網羅したお手本のような言葉である。ちなみに、このコラムに書かれた与太話は、自分が考えたように話してもらっていいし、いくらパクってもらっても構わないが、よそじゃ通用しないよ。

「今だけ我慢すれば、後で好きにやれるからさ」

チラシに書かれた「今だけ半額」が、期間を過ぎてもずっと半額のように「今だけ我慢」とか言う輩はいくら時を経ようとも我慢を強いてくる。会社員、クリエイター問わず、この言葉は正論のように見えてまったくそうではない。好きにやり続けた人だけが好きなことをやれるのである。

しかし、会社に入ったばかりの方は、ちょっとだけ我慢をしてみるのをおすすめする。なぜかと言えば、一ヶ月やそこらで環境のことや、人間のことなど何もわかるはずがないからだ。とりあえずGW明けくらいまでじっくり見極めて、後は好きにすればいいと思う。

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