「タクシー運転手 約束は海を越えて」
Reference:YouTube
ポスターや公式サイト、予告編の序盤を観ただけならば、コメディタッチな作品に思えるが、メインで描かれているのは1980年に起きた「光州事件」である。
「光州事件」とは、1980年に韓国の光州市から発生した大規模なデモと、その鎮圧を巡る事件である。
本作は、この事件に関する実話をもとに制作されている。主人公のタクシー運転手キム・マンソプ(ソン・ガンホ)も、ドイツ人ジャーナリスト、ピーター(トーマス・クレッチマン)も、それぞれモデルが存在する。
全体的にコメディとユーモアが散りばめられつつも、徐々にシリアスになっていくという展開は、今の韓国映画は本当に巧いので、その点でも大いに期待できる作品。
【公式サイト】
「タクシー運転手 約束は海を越えて」
「パティ・ケイク$」
Reference:YouTube
米国はニュージャージー州に住む23歳のパティ(ダニエル・マクドナルド)は、呑んだくれで元ロック歌手の母と、車椅子の祖母と3人で暮らしている。見るからに貧困まっしぐらの彼女はうだつが上がらず、その容姿から周囲の人間にも馬鹿にされている。
そんなパティの夢はラッパーになることで、名声を手に入れて地元を出ようと画策する。
話の筋はこのような感じで、よくある成り上がり的ストーリー展開だが、予告編を観るに、なかなか迫力がありそうな作品だ。それに、馬鹿にされても諦めないで夢をつかもうと努力し、逆転するという、非常にわかりやすくて熱い話が、つまらない訳がないし、つまらなかったらつまらなかったでネタになるのでぜひ観たい一本である。
【公式サイト】
「パティ・ケイク$」
総評
さて、ざっと調べて書いてみたけれど、次月も面白い映画がたくさん公開されそうで嬉しい。皆さんも気になる作品があったなら、ぜひとも映画館に足を運んでみてください。