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ワンダーストラック、パティ・ケイク$など2018年4月の注目映画

加藤広大 加藤広大


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「ラッカは静かに虐殺されている」

Reference:YouTube

「カルテル・ランド」でメキシコの麻薬密売地帯に突っ込んで行ったマシュー・ハイネマンが今度はシリア内戦に突っ込むドキュメンタリー作品。

本作のカメラは「イスラム国」(IS)と戦う市民が結成したジャーナリスト集団「RBSS」(Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)を追い、SNSとスマホを駆使してISに対抗する彼らを記録する。

その情報発信力が故、ISに暗殺計画を立てられるメンバーは、ほとんどが20代だ。彼らは銃を持たない。私達が持っているものとまったく同じものだけを使って、武力を持った集団と戦う。正直、辛くなりそうなのであまり見たくはないけれど、観なければいけない一本だと思う。

【公式サイト】
「ラッカは静かに虐殺されている」

「レディ・プレイヤー1」

Reference:YouTube

世界三大スティーヴンの一人、スティーヴン・スピルバーグが監督を努めたSF映画。

環境汚染や気候変動により、統治システムが機能不全に陥った2045年の世界が舞台で、人々の大半はスラム街での生活を余儀なくされている。彼らは「オアシス」と呼ばれる仮想現実の世界で現実逃避を送る毎日。

そんななか、「オアシス」の創設者であるジェームス・ハリデーが「所有権と2,400億ドル相当の遺産をゲームの勝者に相続する」と言ったものだからさあ大変、一攫千金を求めた人々は次々と仮想空間に身を投じていく。

という、「結構あるよな、そういう設定」話でありつつも、スピルバーグの手腕でどんなエンタメに仕上げるのかが見ものな作品である。設定のみならずアバターや機器なども懐かしさを感じさせ、これまた「よくありますよね、そういうの」感が全開だが、VFX山盛りの映像が主流の昨今、どんな仕掛けをしてくるのか期待したい。

【公式サイト】
「レディ・プレイヤー1」

「さすらいのレコードコレクター 10セントの宝物」

Reference:YouTube

アメリカのSPレコードコレクター、ジョー・バザードを追ったドキュメンタリー作品。私もレコードを集めるのが趣味なので、タイトルだけで観ることが確定した一作。

レコードを探しに廃屋のような家の中に入ったり、レコード棚に大事そうにSP盤をしまったりと、予告編を観るだけでワクワクしてしまうし、ロバート・ジョンソンの『Cross Road Blues』に針を落とすシーンに至っては感動すら覚える。

公式サイトによると、ジョーはヒップホップやロックンロールに対してかなりの嫌悪感を持っているらしく、私は彼のような音楽マニアを敵と認定するタイプなのだが、こんな凄いコレクターの話、というか面倒くさいを通り越したマニアなオッサンの話は、ちょっと聞いてみたい気持ちになるから不思議である。

【公式サイト】
「さすらいのレコードコレクター〜10セントの宝物」

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