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グラミー賞で絶賛。1 GIANT LEAPって誰だ?

もへこくーん もへこくーん


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私の大好きな、そして人生を変えるきかっけになった音楽/映画を紹介したい。
日本ではまだ未公開なこの作品、どうしても日本の皆に観てもらいたい!

1 Giant Leapによる、“What about me?” (“私”のことはどうなのよ、“私”はどうなるの? 的なニュアンス)。
世界各国50箇所の美しい映像と、その国々のアーティストやワールドミュージックと名だたるミュージシャンたちの共演による、16曲のフルアルバム分の音楽が詰まっている音好き旅好きには宝石箱のようなドキュメンタリー。

1 Giant Leapって誰?

1 Giant Leapの中心メンバーは2人、UK出身のJamie Catto(ジェイミー・カトー)とDuncan Bridgeman(ダンカン・ブリッジマン)。
ジェイミーはUKの人気エレクトロ、Faithlessのファウンダーのメンバーの一人。音楽プロデューサーやアクティビストとしても有名です。現在は精力的にワークショップなどを世界各地で行っていまダンカンもUKの人気ミュージックプロデューサーです。


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DuncanとJamie ©Facebook 1 Giant leap

どんな映画?

実はこれは彼らの第2作目。
1作目、“1 Giant Leap”はグラミー賞2部門にノミネートもされています。

映画、ドキュメンタリー、ミュージックビデオ、ワールドプロジェクト、、なんて呼んだらいいのかわからないこの作品。
2人が録音機材とハンディカメラを持って5大陸50箇所を6ヶ月間かけて旅をし、訪れた国々で現地のミュージシャンや人々と音楽、映像を製作していくユニークな製作スタイルのものです。
制作構想年数4年!

世界中の音楽をミックスしていき、この生み出されていく音楽の素晴らしさが半端ない。
アフリカやアジア世界各地の少数民族が、彼らの用意したベースや前のミュージシャンが録音したものを聴いて自然と音を重ねていく。彼らの個々で全く違う魂の音。“学校”で音楽を“学んだ”ことなどない普通の女の子が素晴らしい歌声をひょいひょいっと生み出していく。
一応音楽をずっと“学んで”きた私としては、私が受けた“教育”ってなんだったんだろうと思ってしまうほど。涙
Carlos Santana(カルロス・サンタナ)やR.E.MのMichel Stipe(マイケル・スタイプ)など豪華キャストと共演しています。
日本人では吉田兄弟、一十三十一、などが出演しています。


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    ©Facebook 1 Giant leap

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    ©Facebook 1 Giant leap

  • https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/04/20091011-jamie1.jpg
    ©https://smoothaudiodelights.wordpress.com/2010/05/02/1-giant-leap-what-about-me/

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    ©Facebook 1 Giant leap

 

それと同時に人生の大きなテーマについて様々な人と意見を交わすドキュメンタリー形式。
エゴ、怒り、論争、愛、男と女、欲望、社会、子育て、セックス、神、歴史、教育などの普段話し合いにくいトピックを元ハーバード大学心理学教授でありながらLSDを開発して追放され、インドへ渡り修行を重ね現在スピリチュアルティーチャーとして慕われるRAM DASS(ラム・ダス)
“Power of Now”の著書で有名なEckhart Tolle(エックハルト・トーレ)から、
ハリウッド女優のSusan Sarandon(スーザン・サランドン)NYのタクシードライバーまで。
それぞれの考えを自由に語っています。
イスラム件の男性に女性の身体について、性欲についてなど大胆に質問してしまったり。


  • https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2015/04/1930027_19322632095_2159_n.jpg
    ©Facebook 1 Giant leap

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    ©Facebook 1 Giant leap

子供の頃はよく、“どうして”と思っていたこと。
それが教育や経験を経て大人になった時には“当たり前”になってきます。
普段何気なく、与えられた“社会”の“毎日”の在り方を自然と受け入れて生活し、様々なルールや人との関わり合いからの感情に翻弄されながら生きている私たちですが、この映画は、常識とは何なのか、なぜその感情自体が起こるのか、どうやって向き合っていけばいいのか。なぜ他人からの些細な一言がこんなに気に触るのか。など今まであまり考えるきっかけがなかったこと、感情と記憶の仕組みなどを紐解いていきます。
どのようにして“本当の自分の声”を聞き、自分の人生を歩むことが出来るのか、考えるきっかけを作ってくれるドキュメンタリーです。

国々のカルチャーによって違う常識、それでも“人間”として同じく生きている。
どのように自分の生を歩んでいきたいのか。それは私たちのチョイス次第。
日常の忙しさに追われて本当の自分の声を聞く時間なんて取れない事が多い現代の生活。
一度立ち止まって、本当に自分のハートにあるものを見つめ直してみるのもいいかもしれません。

思わず頷く名セリフたちの抜粋

残念ながら未だ日本語字幕付きのものはリリースされていません。
いくつか名台詞を独断と偏見で抜粋し、私が日本語訳したものを紹介したいと思います。

ー私たちは今ある人生や生活の在り方に慣れがちだ。家のドアは開いているのにそこから外に出なかったりする。私たちは既に“自由”というもののコンセプトすら忘れてしまったからだ。それなのに、私たちは私たちを“縛り付けている”ものから自分を自由にしたいと思っているんだ。
1 Giant Leap “What about me?” 抜粋

ー気付くべきことが 一つある。君は君のワイルドでクレイジーなマインドを飼いならさなければならない、ということだ。
人には自惚れという、最悪な習慣がある。いつも人はこうだ。
私は? 私をみて、私はどうなるの? 私 私 私 私…
退屈で厄介で、誰もそんなものは聞きたくない。
だから黙って、そんなものは捨てて、そして…与えるんだ。
それだけだ、与えることだよ。“ここ”に居て与えるんだ。人と関わりをもつんだ。
与えるのに忙しくて “私”を考える時間なんかなくなり、今よりももっと幸せになるだろう。
1 Giant Leap “What about me?” 抜粋

ー自分のために時間を取るんだ。自分自身の声を聴くために、そして本当の自分になるために。
苦悩は人生のアディクションなんだ。
フィクションの世界で生きた方が簡単な時もある。
自分が痛みを負った過去、痛みを追わせた過去からは逃げることができない。

1 Giant Leap “What about me?” 抜粋

ー子供の“エゴ”が育ってきた時に最初に覚える言葉は彼らの名前だったりする。
“私”はジョン。“私”は女。“私”は強い。“私”は弱い。
エゴはいつでも何かのアイデンティフィケーションと共にしか存在できない。

1 Giant Leap “What about me?” 抜粋

ごちゃごちゃ書きましたがとにかく音楽と映像だけでもかっこいいので是非観てみてくださいね!

映画のトレイラー。どのようにして彼らが撮影を行ったのかなど垣間みれます。

Reference:Vimeo

 

ここで彼らのフルアルバムが聴けます。

Reference:YouTube

 

こちらから本編を観ることが出来ます。(音が出ます。)

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