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「DESTINY鎌倉ものがたり」大仏は盗まれていた?魔物を探す旅

シーズン野田 シーズン野田


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ここで触れたいのが、本作における原作エピソードの取り入れ方です。

短編をつなぎ合わせ長編にするという問題と、漫画を実写にするという問題をうまいことやりくりしているなあ、と感心しました。映画では軸になったエピソードが、漫画だとただのほっこりエピソードだったりして、その大胆なパズルの組み立て方や要素の拝借の仕方など、大変勉強になりました。脚色家としての山崎監督の手腕なのかもしれません。

ただ、ちょっと助長に感じたのも事実です。物語がなかなか動かず、一体この映画はどこに行くのだろう? と、考えている間に飽きてしまうのです。主人公の何に問題があり、どこが変化していくのかが全然提示されないのです。断片的なエピソードのつながりでもって世界観の説明を延々されているような。

つまりドラマがないのです。登場人物がなかなか葛藤しない。だから飽きる。しかし、エピソードはどれも面白い。まさに短編を長編に紡ぐ難しさなんだと思います。でも上手にまとめあげていると思うので、原作未読の方は是非読んでみてください。

江ノ電

本作の中でも触れていましたが、江ノ電は本当に民家のすぐそばを走りなんとも格別な風景です。

 

 

人生初の鎌倉大仏!

鎌倉大仏殿高徳院のある長谷駅へ到着すると、さっそく魔物のいる気配が。

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踏切と駅の間に、魔除けの針が敷かれていたのです。おそらく駅に立ち入る魔物対策なのではないかと思います。しかもついでにキセル乗車をする人間への抑止力にもなるという、まさに一石二鳥の計らいです。

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ここにも、魔除けが。ついでに猫除けにもなるという一石二鳥な魔除けが。やはりこの辺は魔物が多いのだろうと推測できます。

 

さて、魔除けを避けながら、ようやく奈良の大仏じゃなくて鎌倉の大仏様が祀られる高徳院に到着しました。

そしてまたまた魔物と遭遇です。

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蚊の魔物です・・・と思ったら違った。魔物を監視する方だった。そんなこんなで

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お目見えです。人生初の鎌倉大仏。なんとも歴史の重みを感じるねずみ色です。

しかし、まるで芸能人を見かけたときのような「あ、生で見ると意外に小さいんですね」というあの感覚が沸き起こりました。いや、大きいは大きいし迫力もあるのですが、自分の地元が牛久近辺で、小さい頃から大仏といえば牛久大仏だからか、それと比べるとだいぶ小さく感じるのかもしれません。

http://www.ushikukankou.com/images/ushikudaibutsu/hikaku.jpg出典:牛久大仏

ちなみに比較図です。

鎌倉大仏は比較図にはないのですが、奈良の大仏より3Mほど低いと思ってください。

牛久の手のひらに鎌倉が乗ります。

歴史の力を無視する圧倒的な大きさが牛久大仏の魅力なのです。それでも魔物が寄り付きそうな気配は断然鎌倉大仏の方が漂っていました。

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中から見ると、その古さは一目瞭然です。度重なる地震にも負けない高度な作り方をしているようです。この辺は社会科の授業で教わった記憶がありますね。

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