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女子大生の2017年流行語大賞を発表

オルカ オルカ


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エモい

一昨年、三省堂の「今年の新語 2016」で2位になっていた「エモい」という言葉。選考委員の方が、「『いとあはれ』と言っていた昔の宮廷人は、今の時代に生まれたら、さしずめ「超エモい」と表現するはずです」とコメントしていましたが、昨年になってから日常にますます浸透してきたのではないでしょうか。

私自身は今から4年前くらいに耳にし始めたのですが、2017年には少なくとも同年代には、ほぼほぼ通じる言葉になったと思います。Twitterでも大人がよく使っているのを見かけますが、それはフォローしている層が偏っているという理由もあるので、全体的に通じる大学生の流行語としておきます。

好きだった人に影響されてウォークマンに入れていた曲、受験勉強のモチベーションを保つためにリピートしていた曲を、久しぶりに聴いたときの感情といいますでしょうか。音楽を聴く他にも文章を読んだり、写真や動画を観たりしたときに、眠っていたはずの記憶や思考が呼び覚まされてしまうと「エモい」と感じます。そのため、経験が豊富でそのたびに何かを感じ、考えてきた人ほど「エモさ」の対象も豊富にあり、逆に幼い頃には「エモさ」を感じる機会も少ないかと。

ちなみに「エモい」は、同意や共感のような積極的なイメージとは少し違うのも面白いところ。無意識のうちに心の中のおんさが共鳴してしまっていて、「やべえ、なんか鳴ってる・・・」と気づく、いわば反射のようなものだと思います。

一度消えてしまったはずの「あはれ」を表す言葉が現代に復活したことは、日本における第二次文字数制限時代の到来を象徴しているのかもしれませんね。

おわりに

どんどん進化していく若者言葉によって、今まで言語化するのが難しかった感情のニュアンスが言葉にできるようになっていくのは、とても面白い現象です。今回紹介した言葉も、2018年には世間一般の生活に馴染んでいるかもしれませんね。数年後の広辞苑が楽しみです!

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