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サンタクロースが来ない大人へ。クリスマスに観て欲しい映画2つ

オルカ オルカ


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今年のクリスマスも恋人がいない。

でも別にいいんです。女性の平均寿命87歳まで生きるとしたら、恋人と過ごすクリスマスなんてあと65回もチャンスがありますから。それよりも私は、サンタクロースを待ちながら眠りに落ち、朝目覚めると靴下がボコボコに膨らんでいる、あの人生で10回くらいしかなかったクリスマスが恋しくてたまりません。もう二度とあの気持ちを味わえないというのは、恋人がいないクリスマスよりもずっと寂しいです。

というわけで今回は、私のようにサンタクロースが来なくなってしまった大人たちへ向けて、クリスマスに観て欲しい映画を2作品ご紹介したいと思います。

「東京ゴッドファーザーズ」

最初にご紹介するのはこちら、「東京ゴッドファーザーズ」。タイトルだけ聞いて、「任侠映画・・・?」と思ったのですが、日本の長編アニメーション映画です。

Reference:YouTube

この物語は、元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグクイーンのハナちゃん、家出少女のミユキという新宿の段ボールハウスに暮らすホームレス3人組が、クリスマスの夜にゴミ置き場で赤ん坊を見つけたことから始まります。

なぜか私は冒頭部分のハナちゃんのセリフ、「もう。すぐこぼすしもったいない。ただパンを食べるんじゃないの。パンを作った人、運ぶ人、多くの人の愛をいただくのよ」というのがザックリ心に刺さってしまい初っ端から彼女のファンになってしまったのですが、考えてみると去年までの自分には全然響かないんだろうな、この言葉。

それはさておき、本作品を手掛けた今敏監督いわく、この物語のトリックスター(神話や民間伝承などで、社会の道徳・秩序を乱す一方、文化の活性化の役割を担うような存在)というのがまさに、そのハナちゃんなのだそう。

だって他の2人が反対する中ハナちゃんが
「この子は神様が私たちにくれたクリスマスプレゼント! 私たちの子供よ!」
と、その赤ん坊を連れて帰ってしまうことで物語は推し進められていくのですから。

結局これまたハナちゃんの提案で、3人は「清子」と命名したその赤ん坊の親探しを始めることになるのですが、手掛かりになるのはスナックの名刺と数枚の写真だけ。

親探しの道中では、ほんわかしたクリスマスアニメというよりも、最初の勘違いを裏切らない任侠映画のようなシーンや、ハリウッドのアクションものみたいなカーチェイスが展開されていきます。

ところどころに隠されているヒントはサスペンスドラマさながらで、ハラハラしながら一緒に清子の親探しをしている気分になり、ラストでは思わずニヤッとしてしまう作品。

クリスマスは過ぎてもいいので、年末くらいにかけて観てみて欲しい映画です。

 

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