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映画版「火花」が、太鼓のお兄さんそのものじゃないのか。

シーズン野田 シーズン野田


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もちろん菅田さんや桐谷さんが今の地位を確立するまでには長い道のりがきっとあったのだろうし、とてつもない苦労をして生きてきたのかもしれないけれど、ダーレン・アロノフスキー監督の「ブラック・スワン」(2010)で、まるで劇中の役柄とシンクロするかのように這い上がったナタリー・ポートマンの見せる狂気のような、その役にかけることでのし上がっていくドキュメンタリズムというか、なんかそういうのを感じられませんでした。求めすぎなのでしょうか。

だから、これは他でもない板尾監督自身が「売れたもんが正義だ」と言いながら果たしてそうなのかと逡巡しゅんじゅんする作品だ、ということにして見れば理解できるし、先は明るい!

徳永は大衆を、神谷は自らの思いを、追求する役回りで対比的に描かれていますが、後半、神谷は大衆側に近づいていきます。徳永の真似をして髪の毛を染めるのです。「それ、神谷さんが一番嫌ってたマネですやん」とつっこまれる神谷。もし板尾監督自身が今そのような状態なのだとしたら、最後に神谷が大衆を意識しすぎて豊胸手術をするといった、あらぬ方にいくような結末が、この先に待っているのかも?!

ということで、こういう映画は品川監督に任せて、板尾監督にはもっと好き勝手に撮っていただきたいし、どうか撮らせてやってください。

これからの板尾監督にますます注目ですね!

スタッフの皆さん、お疲れ様です!

ちなみに今回の表題イラストもまた、そんな間で揺れ動き、結果途中となっています。まぁいつも途中ですけど。

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