トラベルライターの不安
それと同時に、「いつか旅が終わったらライターとしての自分が消えてなくなってしまうのではないか」という不安に襲われています。人魚のように泡になって消えてしまうのではないかと。年末になると、新しい年のことを考えていつもこの手の不安に襲われています。
というのも、昨年の年末年始は、日本に残したワンルームに帰ると「電気停めます」の通知が来て、オール電化のウチは年始からシャワーが真水だったからです。
あの時の恐怖と寒さが忘れられないとです。マリーシャです。
もはやこのギャグも古すぎて、誰にも気づかれないまま年が明けていきそうです。トラベルライターの暮らしというのは実に様々でありましょうが、その片鱗を楽しんで頂けていたらこれ幸いです。人の不幸は蜜の味と言いますが、私の苦労話でも聞いて頂き、「ああ、こんな生活を送っていなくて良かった。私幸せ」と胸をなでおろして下さい。
そしてこんな旅人風情が生意気ですが、街クリ読者のみなさまが素敵な新年を迎えられますよう、心からお祈りしています。今年も一年ありがとうございました。
来年も手首が動く限り、キーボードを叩いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
今夜は雪が降りそうです。
ウズベキスタンの安宿にて。
旅人マリーシャでした。