あー、話が飛んだ飛んだ。飛ぶ鳥を落とす勢いで飛んだ。
話を元に戻します。
えー・・・、信頼は信頼でも、「相手は破滅的にモテない」ということが明らかだから、どれだけ男女入り乱れる場に行ってもらってもオールオーケーだというところまで話が進んでいましたね。
そうなんです。長年お互いを見てきているので、外面的なことだけではなく内面的な部分も含めて。取り巻くすべてがとにかく「モテない」わけです。名誉のために断わっておくとハマる人にはハマると思うんです、二人とも。ただ広義的な意味での、いわゆる“モテ”からはそうですね、明石海峡大橋の端から端くらいの遠い位置にいる、ということだけは確かなのです。
で、もう無理やり落とし込んでしまいますが、もしあなたが既婚者(パートナー有)で、それでいて、パートナーにコソコソすることなく自由に男女の入り乱れる場に行きたい、とお望みでしたら、「クソほどモテない」ことをパートナーに刷り込むことが一番の近道です。
私たち夫婦のようにナチュラルに非モテな人種は、特別なスキルがなくとも普通にモテないアビリティがありますのでそのままでOKです。しかしそれ以外のモテる人種だと自負する自信家なあなたは、パートナーの前では日頃からモテない素振りを徹底しましょう。
ちなみに「こいつモテないな」と思わせる秘訣を知りたいとお思いでしょうが、残念ながら私には教えてあげることができません。なぜなら、モテようと頑張ってもモテないのです。逆になぜモテないかを知りたいくらいなのですから。だけどモテないという事実がある以上、何かモテないコツを私はもっているのでしょう。
なので、普通レベルにモテる人種のみなさんがモテなくなるための唯一の方法は、あなたの周りにいる「あ、こいつモテなさそうだな」と思う人種を参考にすることです。
そうすればいつかは、「どうせこいつモテないしな・・・」と思われてパートナーに束縛されることなく、合コンなどにも行けるようになります。
まあ、そうしてまで合コンや飲み会に行きたい人もいないでしょうが。
モテない人種の真似事をした先に待っているのは「完全な無」です。
・・・まあ、真面目なことを言えば、夫婦でもパートナーでも所詮は他人です。なので、相手を尊重し、適度な距離感を保つことが一番なのかな、と思います。
最後にまた私の話に戻って恐縮ですが、私たち夫婦の信頼の中核にあるモノが「モテないことが分かりきっているから」ということに気づいた時、とても傷つきました。自分で気づいておきながら勝手に一人傷ついて傷口に塩を塗って悲鳴をあげていました。
神様、死ぬまでに一度はモテたいです。