わたしも主人には、倫理・節度の範囲内では自由にやってもらってOKというスタンスです。そしてこの話を友人にした場合に、大抵は「えー、ダンナさんそれOKなの? 信じられない」とか「お互い信頼しあってるんだね!」とか、そんな言葉をいただきます。
さてここで問題です。
これは、単純に理解のある者どうしの結婚観なのでしょうか。結婚のカタチ・夫婦のカタチは人それぞれ、とはいえ果たしてそうなのでしょうか?
私も当初は、あまり深く考えず出歩いていましたし、主人が外で何をしているかなんて私も知りませんし、ケータイ・スマホはおろか、付けっ放しにしている主人のPCすら一度も触ったり覗いたりしたことがありません。
主人が会社に出かけた後、一日中彼のPCの真横で仕事をしているにも関わらず、私は一切手をつけません。たまにマウスに当たったりしてスリープモードが解除されることがありますが、その時も内容を物色することなく、そっと画面左上のリンゴマークにカーソルを合わせ、再度スリープ設定をし直してあげます。
さて、果たしてこれを「信頼」の一言だけで済まして良いのでしょうか?
ともあれ、この「合コンや友人の婚活に同行」→「主人に話す」→「友人にも話す」→「友人やや驚く」→「信頼関係があってこそできることなのだ、と諭される」
という、なんだか煮え切らないサイクルを繰り返してきた結果、わたしは気づいてしまったのです。
信頼は信頼でもちょっと違った方向の「信頼」だということに。