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Netflixで見つけたB級映画というよりC級映画3選

加藤広大 加藤広大


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3.バーニング・デッド(The Burning Dead)

「B級映画」と聞くとゾンビ映画を想像する人も多いだろう。しかし、近年ではブラッド・ピットの制作会社プランBエンターテイメントが2億ドルかけて「ワールド・ウォーZ」を製作したし、今年で言えば韓国製のゾンビ映画、「新感染 ファイナル・エクスプレス」もビッグバジェットであった。最早ゾンビ映画というのは低予算、B級映画の代名詞では無いのかも知れない。

ちなみに、「新感染 ファイナル・エクスプレス」は辛口映画批評サイト「ロッテン・トマト」で95%という数字を叩き出している。「ほぼ300」の2%、「あるあるティーン・ムービー」の30%と比較すると、とんでもない高評価である。

では、同じジャンル映画である、本作「バーニング・デッド」の評価はどうなのか? 驚くなかれ、なんと0%である。評価されていないどころか、観た人すら居ないのである。もしくは、観たけれどもキレて低評価を付ける気持ちさえ起こらなかったのだろう。その気持はよくわかる。予告編は以下。

Reference:YouTube

本作は、ゾンビ映画であるものの、火山の噴火という要素が追加され、災害映画としての一面もある。なぜゾンビと火山をニコイチにしてしまったのかという疑問は、劇中で明らかにされるが、余りにしょうもない理由なのでここで書く気すら起こらない。これが怠慢で無いことは、本編をご覧になった方ならおわかりいただけることだろう。

どこが駄目、ここが最悪、などという話ではなく、全体的にどうしようもない感じが漂っている本作であるが、それゆえ、古き良き低予算映画、カルト映画、C級映画と言った雰囲気を多分に感じられる。

その雰囲気を醸成している要素は、馬がまさかの合成、稚拙なメイク、作成ソフトのプリセットをそのまま使用したようなヘボCG、使い回しのカット、突如火山から射出されるゾンビなど様々であるが、ぜひ我慢して最後まで観ていただきたい。そして、ラストの破滅的なまでのCGクオリティを確認し、椅子から転げ落ちて欲しい。もし、本作をノンストップで鑑賞できたならば、私とあなたは友達になれる気がする。

まとめ

以上、駆け足で紹介してきたが、上記3作品を観て「時間を返して欲しい」、「あまりの怒りにディスプレイを破壊してしまったので弁償して欲しい」、「この気持が一体何なのかわからないが、とにかく今腹が立っている」などの苦情は一切受け付ける気はないので悪しからず。

というわけで、まだまだ紹介したい・・・もとい、したくはないが面白いので色々言いたい作品は多々あるのだが、今日のところはこの辺で・・・勘弁してください。

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