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「アウトレイジ 最終章」まるで買物ブギーな臭いの話

シーズン野田 シーズン野田


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たけし映画の市民権というはのは、しかしながら、いつ得られるのだろうと思っておりましたが、ここにきて「ああ、たけし映画ってデートで見てもいいやつなんだ」といった塩梅で、座頭市で掴んだお客さんがこれわんさかと戻ってきた感がなんとなくあるようなアウトレイジシリーズでありますが、それって表現としてはアウトレイジじゃないよなぁ。むしろ「TAKESHIS’」とか「監督・ばんざい!」とかの方が、アウトレイジじゃないのかい? というジレンマが発生してしまうのもまた、商業映画の監督という枠を超えた作家としての見られ方がついてまわるからでしょう。

それに作家性の在りかを提示し、若い監督たちを励ましながらも、北野武だから許されているというような現実を無視するわけにはいかずに<とにかく売れろ>というようなさらに厳しい現実を逆説的に突きつけられる中で、ヒットし受け入れられることはやっぱり気持ちいい! という態度の監督を見ていると、前時代的な作家主義はもう日本にはなくて、というかそれは甘えでしかなく、その残像が、今まさに目の前から消えていくような、というかそもそもそんなものはなかったのかもしれないという焦燥をただただ認めたくないからかもしれません。
 

・・・なんの話だっけ。
 

すいません。途中から何を書いているのかわからなくなりました。今回取り上げる「アウトレイジ 最終章」のコピーが、「全員暴走」だったもので、つい暴走したのだと思います。
多分、ヒットしてなんぼだよな、って言いたいのかもしれません。
ということで今回取り上げる映画はまさかの「アウトレイジ 最終章」です。わりと劇場公開してから日も経ったので、ネタバレもあるかもやしれませんが、ご容赦ください。

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