• MV_1120x330
  • MV_1120x330

【少女漫画への憤り】なぜ主人公は山で足を滑らせ大穴に落ちるのか

ユーコ・ノラ ユーコ・ノラ


LoadingMY CLIP

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私は漫画が好きだ。もとい、愛している。

そしてその漫画を作る「漫画家」という職業は、一人で映画を作るようなものだから、三次元で多面的な視点でモノを見る力と考える力が必要だし、それを作品としてアウトプットするには、凄まじい労力を費やしているはずだ、と思っている。

一部、浦沢直樹さんの言葉を拝借した。

顔面偏差値の高すぎる女を「ブサイク」と言い切る

さて突然だが、少女漫画において、たびたび「ブスじゃない=なのにブス」という謎の現象に出くわすことがある。そんな作品を幾度となく目にしてきた。

例をあげると「おさげで地味なメガネっ娘」というのは、女子生徒の間では「ブサイク」の称号を与えられがちだ。

正直、全く感情移入できない

なぜなら「ブサイク」ではないからだ。

だが、作品の中ではいわゆる「ブサイク」で通ってしまっている彼女だが、イケメンからぐいぐいアプローチを受ける運びとなる。

そのイケメンは、あくまで「人間性」に惚れた体で突っ走ろうとするのだが、いやしかし、彼女は前述の通り「ブサイク」ではないから感情移入ができない。むしろその他大勢の女子生徒よりも「可愛い」くらいだ。

だがしかし、そのメガネっ娘は「ブサイク」ということになってしまっている。

私は常々、福笑いがとっ散らかったような顔面のヒロインが、ゴリッゴリの少女漫画誌に彗星の如く現れ、本気のラブロマンスに身を投じる様を見届けたいと思っている。

私は常々、閉ざされた扉の向こう側を見たいと思っているのだ。

街角のクリエイティブ ロゴ


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP