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「必見!」とは言えない完全にどうかしてるミュージックビデオ達

加藤広大 加藤広大


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先日「満島ひかりからデヴィッド・ボウイまで、まるで映画のようなミュージックビデオたち」というコラムを書きまして、比較的真っ当なPVを真面目に紹介させていただきました。

そのなかで、おまけ的に「あまりにも様子がおかしいから語り継がなければいけないMV」も1曲紹介しまして、少しばかり消化不良でもありましたので、今回のコラムはこちらをメインに、「完全にどうかしているミュージックビデオ」たちを嫌がらせのように貼り付けていこうと思います。

Armi Ja Danny/I Want To Love You Tender

のっけから有名な作品になりますが、まずはこれが無いとはじまりません。「世界一ダサいMV」として名高いアルミ・ヤ・ダンヌュの『I Want To Love You Tender』です。

Reference:YouTube

本曲がネットで有名になったのは2000年中盤頃だったでしょうか。気の抜けた炭酸のような昭和歌謡風イントロ(クオリティJOYSOUND以下)にミラーボールがアップで映され、何か悪いものにでも取りかれたような動きをするダンサー達が突如召喚されます。

宇宙船を模したチープなセットや破滅的にショボい背景を含め、クオリティを同レベルに設定したことにより、とてつもない統一感を出すことに成功している点はポイントが高く、「頑張った結果ダサくなってしまった」という迷惑な制作能力が奇跡を起こした傑作です。

イギリスではロンドンパンクが隆盛りゅうせいを極め、米国ではポール・マッカートニーがウイングスで「With A Little Luck」を、フランキー・ヴァリが「Grease」を年間チャートにランクインさせた1978年に、フィンランドは一体何をやっていたのかを考えると夜も眠れません。

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