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満島ひかりからデヴィッド・ボウイまで、まるで映画のようなミュージックビデオたち

加藤広大 加藤広大


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ミュージックビデオは音楽や映像、ファッションなどをまとめて楽しめる総合的なエンターテイメントのようなものです。人や時代ごとに流行り廃れはありますが、音楽と映像が出会った瞬間から今まで多くの作品が作られ、消費され、風雪に耐えて生き残った代物は、今なお語り継がれています。

他にも、「あまりにも様子がおかしいから語り継がなければいけないMV」というブツもありまして、たとえば私がいちばん好きなのはこちら。

Reference:YouTube

ミック・ジャガーが口笛を吹き、柱を手にくるりと一回転してそのまま画面外に消えていくという、音楽業界の栄枯盛衰すら感じさせる、強烈な開幕パンチラインに続く驚愕の面白ダンスバトル大会を描いた、笑ってはいけない怒涛の3分間。これもまた、ある意味傑作ですね。

と、面白MV話はこのくらいにしておいて、それこそ星の数ほどあるMVですが、最近だとMONDO GROSSOの『ラビリンス』が大きな注目を集めておりました。

Reference:YouTube

満島ひかりが迷い込んだエキゾチックかつ、SF感溢れる香港迷宮で歌って踊る姿が可愛くて可愛くて、ときに恐ろしくて何度も観てしまいました。素晴らしき運動の美学。いやはや、満島ひかり、大化けしましたよね。

監督の丸山健志は同バンドの『惑星タントラ』も手がけており、色彩感覚が誤解を恐れずに言えば、とても今っぽい方です。というよりは、バイオグラフィーをさらっと読んだところ、今っぽい感覚を作り出している側の人と言ってもいいかもしれません。

ちなみに、満島ひかりの動きについては、「ラ・ラ・ランド」でアシスタント・コレオグラファーをつとめたジリアン・メイヤーズ(コレオグラファーはマンディ・ムーア)が参加しています。ダンスというよりは非常に映画的な動きで、これまた素晴らしい仕事ぶりです。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/07/18afac224011a28ed7a3acd51069db12-e1501065875624.png出典:Youtube

結果として大成功、注目を浴びた『ラビリンス』が「MONDO GROSSOの曲で満島ひかりが」でもなく、「ラ・ラ・ランドのコレオグラファーが振付けたダンスで満島ひかりが」でもなく、「満島ひかりが◯◯」と言われるまでに持っていった彼女の魅力と実力を疑う人はいないでしょう。さらに、その実力もまだまだ第二形態といったところで、こんなものではないと思います。

というわけで、街クリではいつも映画や音楽の話をしているのですが、その延長線上で今回はミュージックビデオの話を少ししてみましょう。テーマは「映画を一本観た気になれるようなミュージックビデオ」です。

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