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【銘柄別】やたらとウイスキーに合う音楽25選

加藤広大 加藤広大


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LAGAVULIN 16 Year Old/ラガヴーリン16年

ラガヴーリンもラフロイグと同じく、アイラ島で生産されたスコッチでして、私が一番好きなウイスキーです。そのバランス、味わいはまさに貫禄のひと言。舌のうえでずっところころと転がしていたいくらいで、飲むたびにうっとりしてしまいます。チェイサーはできるだけ軟水で。こちらも香りが残った状態で舌の上で転がすと至福の瞬間が訪れます。

 https://img.thewhiskyexchange.com/900/lgvob.16yo.jpg 出典:the whiskyexchange.com

もうストレートだろうが、ロックだろうが、贅沢にソーダ割りだろうが、どんな飲み方でも美味い。ホワイトホースのハイボールをチェイサーにストレートで飲んでもこれまた美味い。つまみにはちょっとキツめの香の物なんて素晴らしいと思います。

そんなラガヴーリンにぴったりの1曲はこちら。

Reference:YouTube

はい。アイズレー・ブラザーズで「Between the Sheets」です。アイラ島(Islay)とアイズレー(Isley)の駄洒落じゃありませんので悪しからず。昔、某バーでこの曲が流れた瞬間、外国の方が大声で「OH!!! ナンバーワン・セックスソング!」と叫んだのが未だに忘れられません。

と、ふざけて選んでいるように見えるかもしれませんが、これが合うんですよ。均整を保ちつつオイリーかつスティッキーで、それこそ舌の上で転がしたくなるような1曲でございます。

【その他の曲】
Tower of Power/Back to Oakland(1974)/Squib Cakes

タワー・オブ・パワーによる圧巻の演奏。もう凄すぎて何が凄いかわからない。飲んだ酒が胃の中で転がるほど強烈なビートは酔いを一段と加速させます。

Screamin’ Jay Hawkins/At Home with Screamin’ Jay Hawkins(1958)/I Put A Spell On You

こちらも強烈すぎて、飲んだ酒が胃の中で転がってリバースしてくるのではないかと心配になるほどの1曲。暑苦しくにじり寄るような展開は真夏の夜に最適。

Leon Russell/Leon Russell(1970)/A Song for You

レオン・ラッセル会心の名曲。この曲を聴きながらバカラグラスに入った氷をカランコロンと言わせれば、それがあなたのパーカッション。でも鳴らしすぎると怒られるのでご注意を。

DCPRG/Structure et Force (構造と力)(2003)/structure V la Structure Du Port Et Des Lieux de Plaisir / 構造 Ⅴ (港湾と歓楽街の構造)

歓楽街にあるバーの片隅に座っていて不意にこの曲が飛び込んで来た場合、鎮静剤となるか興奮剤となるかはあなたの精神状態ひとつです。心の変化をお酒とともにとっくりとお楽しみください。

Caol Ila 12 Year Old/カリラ12年

またまたアイラで恐縮ですが、こちらも良い酒です。味は比較的ラガヴーリンと似ていますが、ある意味トゥーマッチなリッチさがありませんので、カリラの方が飲みやすい印象です。アードベッグやラフロイグは苦手だけれど、アイラらしいアイラを飲んでみたい方はこちらをぜひどうぞ。

 https://img.thewhiskyexchange.com/900/cilob.12yov1.jpg 出典:the whiskyexchange.com

ストレートでもロックでも素晴らしい味わいですが、ソーダ割りにするとスパイシーさが立ち上がります。このあたりは好みが別れるところですが、個人的にはラガヴーリン、ラフロイグなどより好みですね。タリスカーがお好きならば、きっと気に入ると思います。

そんなカリラにぴったりの1曲はこちら。

Reference:YouTube

アメリカのミュージシャン、ジャクソン・ブラウンが1977年にリリースした5枚目のアルバム「Running on Empty」より「Rosie」です。掲げた動画は「The Road」も入っているので、正確には5分位からはじまります。

この曲、非常に孤独な男性のことを歌っていまして、ローディー君がグルーピー(バンドのファンのこと)と夜を過ごそうとしていたらバンドのドラマーに横取りされて、マスをかきつつ寂しく夜を過ごす物語です。

「それならどんな酒にでも合うじゃねえか」と言われればそれまでなのですが、カリラの華やかながらも、ちょっぴりスパイシーなところに孤独を重ね合わせてみたということでご容赦ください。

【その他の曲】
Lalo Schifrin/ The Cincinnati Kid(1965)The Cincinnati Kid

映画「シンシナティ・キッド」の主題歌で、レイ・チャールズが高らかに歌い上げる勝負師たちに相応しい1曲。聴けばトイレに行って鏡で手前の顔を見るまでの間、気分はスティーブ・マックイーン。否応なしにテンションと酒量が上がります。

Pink Floyd/The Dark Side of the Moon(1973)/Time

酒を飲んでいる最中に「お前は若く、人生は長く、今日もまた退屈な一日。そしてある日、10年もの歳月がお前を通り越していったことに気づく」という強烈なメッセージをお見舞いしてくれる1曲。飲んでいる酒の値段が高ければ高いほど心にグサッときます。

Joni Mitchell/Blue(1971)/California

爽やかなイントロと物憂げな声で空間を優しく包んでくれるジョニ・ミッチェル姉さんの珠玉のナンバー。ただ、彼女自身がカリフォルニアに帰りたくなってしまったように、見知らぬバーでこの曲を聴くとちょっとだけ帰りたくなってしまうのが難点。

Donald Fagen/Kamakiriad(1993)/Snowbound

しっとり飲みたい時に聴きたい1曲。別に「ナイトフライ」でもボズ・スキャッグスでも良いのですが、耳に飛び込んで来た時に気持ちいいのは意外とこういう佳作だったりします。

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