映画音楽のすごい人、ピート・テオ
さぁ、ここ1ヶ月で個人的注目度ベスト5に入るミュージシャン、ピート・テオの登場ですが、「誰だよその人」状態の方も多いでしょう。なので、個人情報から簡単にいきます。
ピート・テオはミュージシャン兼、映画俳優、文筆家、社会学の講師、雑誌編集者、株式トレーダー、建設会社管理職と、とてもユニークな経歴を持つ人物です。肩書がたくさんある人は怪しいという法則がありますが、この人は怪しくありません。大丈夫です。ご尊顔はこちら。
出典:IMDb
……完全に構成員の類いですが、他の写真は侠気のあるアンちゃんみたいな感じです。インタビューなどを読んでいると、とても真面目で、かつユーモアに溢れた知的な方ですね。
そうそう、ユニークな経歴といえば、ミュージシャンはちょっとイメージと結びつかないような経歴持っている人、多いですよね。スティングは税務署員、国語教師、バスの車掌をやってましたし、ジーン・シモンズも国語教師をやってました、ジョニー・キャッシュなんてアメリカ空軍でモールス信号傍受オペレーターやってましたからね。それが音楽にどのような影響を与えているかは正直分かりませんが。
出典:Wikipedia
話を戻しまして、ピート・テオはマレーシアのボルネオ島サバ州に生まれまして、10歳のときにシンガポールへ引っ越し、15歳で単身渡英しています。その10年後は香港へ移住するなど、職業と同じく多彩な居住歴です。ちなみにイギリスの大学では法律を、院では哲学を専攻していました。
学生のときより、ライブ活動の傍ら英国Channel4の番組の音楽を手がけており、職業ミュージシャンとしても活動していました。途中ギターを置く期間が少々あったりもしましたが、現在も現役です。
ピート・テオの音楽性に関して一呼吸で書くならば、さまざまな音楽を取り入れて、組み合わせて昇華するアベレージが高く、作家性というよりは職人気質を感じる。といった印象です。答え合わせのために一曲聴いてみましょう。
Reference:YouTube