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「タレンタイム〜優しい歌」小細工なしの、とんでもない音楽映画

加藤広大 加藤広大


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1つの国、4つの家族、5つの言語

マレーシアは多民族・多言語国家であり、人口の内訳はマレー系が56%、中国系が24%、インド系が7%、そして先住諸族が11%です(数値は公式パンフレットより)。

国教はイスラム教で、仏教、儒教、道教、ヒンドゥー教、キリスト教などさまざまです。

言語もマレー語、中国語、タミル語、英語などが話されます。映画ではこの4つの言語に手話を加えた5つの言語が使われています。

そこで暮らしているのが、話の中心となる4つの家族。主要な人物とともに書き出しますと

主人公のマヘシュ(マヘシュ・ジュガル・キショール)はインド人ヒンドゥー教徒です。

https://www.machikado-creative.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/06/295d896023d78c5826ee20693a9c9cb9-e1498211600552.png出典:「タレンタイム~優しい歌」予告

お父さんは既に亡くなっており、ハキハキしたお母さんと活発なお姉さんとの3人で暮らしています。叔父のガネーシュはよく家に顔を出し、叔母のヴィマラと同様に、家族を気にかけています。

ヒロインのムルー(パメラ・チョン)はお父さんがイギリス系とマレー系の混血であり、お母さんがマレー系、2人の妹がいる5人家族。イスラム教の家庭です。

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/17362839_440501956285436_234935701772028299_n.jpg?oh=3108574d63074d7baee0e97ceef897f0&oe=59DA0434出典:公式Facebook

中国人のメイド、メイリンを雇い、家にピアノがあるなど、裕福な家であることが伺えます。

ハフィズ(モハマド・シャフィー・ナスウィップ)はマレー人のムスリムで、勉強もでき、タレンタイムに自作曲で挑むなど、音楽的才能も持ち合わせています。

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/17884048_455011534834478_7553228171852939792_n.jpg?oh=ce1e0efb545af9a580ab95c881b5c111&oe=59E385D7出典:公式Facebook

家族は末期の脳腫瘍で闘病しているお母さんのみですが、少しも弱いところを見せないナイスガイです。

ちょっと取っ付きにくい感じのカーホウ(ハワード・ホン・カーホウ)はハフィズのクラスメイトで中国系の男の子。

https://scontent-nrt1-1.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/19366273_489309568071341_8393102108342324271_n.jpg?oh=053fe8b3c762ac3590ee267f47cc5978&oe=59D104DE出典:公式Facebook

厳しい父親に育てられ、常に1番であることを強制されています。カーホウの家族に関してはほとんど描かれないのですが、彼も重要な役柄ですので、4つ目の家族とします。

主人公のマヘシュとハフィズは友人で、カーホウはクラスメイトでハフィズを一方的に目の敵にしています。他所の高校からタレンタイムに出場するためにリハーサルに通うのがムルーです。マヘシュはムルーの送迎係となり、互いに惹かれ合っていきます。

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